クロナガアリ
2020年4月中旬に新女王としてつかまえました。4女王です。動きもゆっくりで観察もしやすく、餌も種だけで育つので虫が苦手な人も導入しやすい種類だと思います。
捕獲後1週間以内に産卵し、5月下旬〜6月上旬には羽化していたので、約1.5ヶ月でワーカーになりました。
女王だけの時は餌をやらず、ワーカーが出てからは2日に一度種をやり、一度に多く与えずに数粒与える程度にしています。
飼育者あるあるかもしれませんが、大量にやると種が発芽したり、腐ったりして観察面、衛生面的に良くないと思います(ある意味ここがクロナガの1番の難点かもしれません)
一度秋口に種の発芽に困り、石膏巣への給水を怠っていたため、乾燥によりワーカーが全滅してしまいましたが、野良のワーカーを複数匹捕まえてきて2週間ほど時間をおいて統合しました。
統合時には1匹ずつワーカーを加え、様子見ながら徐々にワーカーを増やすやり方で行い、数匹は馴染めませんでしたが、その後落ち着き、今のコロニーに至っています。
餌はホームセンターなどにある小鳥の餌を与えていて、虫餌は何も与えていません。
米粒やパスタを与えたこともあり食べますが、すぐに腐るので個人的には種で良いかと思います。種を与えるときは発芽を抑えるために種自体を潰して与えています。
文中に記載した難点というところですが、クロナガアリ自体は湿度が必要な種類ですが、種自体は湿度があると発芽します。作り込んだ石膏巣で発芽されると回収が困難で、巣の中が草むらのようになります。発芽を抑えるために、アクリル巣で給水塔をつけたこともありますが、給水塔に種を格納してそこで発芽してしまいました。で、乾燥させるとクロナガアリ的には良くない環境になりやすいです。
今は餌場と居住区の二つの部屋で、餌場に種に数粒あたえ、居住区に移動したら餌場を給水する形でやっています。
ワーカーが大量になってきたら乾燥部屋、居住区、湿度部屋などに分けて管理するのが良いかなと考えています。
そんなわけで、今年は乾燥に気をつけてコロニーを大きくできるように頑張りたいところ。
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