ヨコヅナアリ Carebara diversa
こんにちは。ありお手です。
今回はこれまた難関種の代表格として有名なヨコヅナアリの紹介をします。
この種類のアリで一番困ることが気性の荒らさからは想像もできないほどストレスに弱く特に温度湿度変化に敏感なところでしょうか。
それにより購入直後の大量死や次世代が生まれてくるまで耐えられたらといったとても通常のアリでは使わないような表現が用いられることも多いアリですね。
私の管理している感じでは全てのワーカーを死なずに管理することは難しいのではないかとの結論に至っています。そうですね、イメージとしては死ぬ数よりも増える数が上回るように管理してあげるといった感じでしょうか。
どんなに丁寧に育てても必ずといってよいほどワーカーは死にます。
経験上、死ぬ数が500までに抑えられたらその後は順調に増えていますよ。
飼育の注意点は数えきれないほどありますが、特にというポイントを挙げておきます。
1.餌は出来る限り細かく刻んであげること。
※これは、先ほど書いたことに繋がりますがとんでもない気性の荒さから飼育者は狩りをさせたくなります。ですが、このアリ思っているよりかずっと体力がない感じです。あまり激しく狩りをさせると力尽きて死んでしまう個体が増えるので極力控えるべきです。
2.温度も大切だが湿度の方がもっと大事!
※温度はなるべくなら26℃以上に保ったほうがいいです。私は冷温庫に入れて27℃を保つようにしています。理由は成長速度が増すためで早く次世代を羽化させるにはこれが一番!
そしてもっと大事なのが湿度で基本は70%あたりを目指します。湿度が足りないとこれまた死亡者が増えます。
私は、ケース内に飲み水場、湿度管理用保水ケース、餌あげの際に必ず石膏に水を給水させています。
この2点が大切なことなのでこれが維持できれば割りと順調に成長してくれると思います。ただ、確実にというわけではないのでその辺はご理解下さい。
なんといっても難関種ですから。
私の環境下では只今数えきれないほどの卵、幼虫、蛹が育っており最近ではミドルワーカーやメジャーワーカーも続々と羽化してきて大分にぎやかとなりました。
餌は何でも食べますのでいろんなものをあげるのがお勧め。
頻度は少ないですが、一つの餌をずっとあげていると食い飽きを起こすことがあります。
現地ではシロアリを狩りする姿が度々目撃されていることもあり、飼育下でもシロアリは大好きです。手に入れられる機会があったらたくさんあげましょう!また食い飽きの回復薬としても優秀な餌ですよ。
追記
最近の困りごと。
増えすぎ~‼️...((((;゜Д゜)))
皆さんのように別に餌場を作りたいのだがスペースがな~い😖⤵️
軌道に乗ったヨコヅナアリ恐るべし。
写真1枚目は飼育当初の餌入れの様子。
2枚目は現在です。溢れてますねぇ。
なんとかせねば...
ではまた~。
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