11/7 平井美津子さん&根津公子さん 『教科書と「慰安婦」問題ー子どもたちに歴史の事実を教え続ける』~「教育を問い直す」スピンオフ企画~

投稿:ふぇみ・ゼミ~ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール  
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~「教育を問い直す」スピンオフ企画~

平井美津子さんブックトーク&根津公子さんとの対談

『教科書と「慰安婦」問題ー子どもたちに歴史の事実を教え続ける』


■「日本が戦争で悪いことをしたなんて、初めて聞きました」

そんな風にさらりと言う大学生は、今や少なくありません。


2012年に、日本のすべての中学校歴史教科書から「慰安婦」に関する記述が削除されました。歴史修正主義の日本における影響力は極めて強く、現在の日本社会を取り巻く状況を知り、自ら考える力を養う教育は危機に瀕しています。民主主義の破壊は、植民地主義や性差別からくる反発と結びつきやすく、かつ日本社会の差別構造と密接に関係している「慰安婦」問題のようなテーマを突破口に始まっていくのです。


教育現場でこのような状況に問題提起し続け、様々な工夫や抵抗をして教え続けている人たちもおられます。でも、そうした個別の実践を社会的に共有できる場は、あまり多くありません。


そこで、「教育を問い直すージェンダーと民主主義の視点から」特別企画として、初回講師をされた平井美津子さんが、このほど出版された『教科書と「慰安婦問題ー子どもたちに歴史の事実を教え続ける」のブックトークを行います。


「慰安婦」問題を教える授業実践の蓄積を分析し、ご自身の教育実践を振り返った本は、教職に携わっている方だけでなく、自分の受けてきた、またこれからの世代が受ける教育について考えたい全ての人にとても貴重な示唆を与えてくれます。


コメントいただくゲストは、「日の丸・君が代」の教育現場への強制と闘った根津公子さん。

根津さんも、授業で「慰安婦」問題を取り上げてこられました。


お二人の、実践を通して見えてくるものについての対談をお聞き頂きます。


◎日時 11月7日(日)13:00~15:00

◎開催方法 オンライン(開始1時間前URLご連絡)

 ※状況により赤羽会場での開催。後日お知らせします。

◎プログラム

・平井美津子さんトーク 『自著を語る』

・根津公子さんコメント 『「慰安婦」問題ー国家が隠す事実を授業で知らせることの意味』

・平井さんと根津さんによる対談

・質疑応答


■平井美津子さん

(著者・子どもと教科書大阪ネット事務局長)

現在、大阪府公立中学校教諭、大阪大学・立命館大学非常勤講師。

専門研究は、アジア太平洋戦争における日本軍「慰安婦」、沖縄戦研究

著書に『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)、『原爆孤児 「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版)、『サンフランシスコの少女像~尊厳ある未来を見つめて~』(日本機関紙出版センター)、『戦争孤児たちの戦後史2』(吉川弘文館)。2020年4月、韓国で『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』翻訳出版。


■根津公子さん(元東京公立学校教員)

・トーク概要:

事実を授業で知らせることは教員である「わたし」の生き方であり、攻撃や抑圧をされても教員である「わたし」の譲れないこと、授業を受けた子どもたちの気づき・子どもたちの学ぶ権利=生き方の選択の保障であること、そして、やがて社会を変えることにつながることについてトーク。


申し込み・詳細

https://kyouiku-spinoff.peatix.com/view


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