ダム湖で撮った写真

  
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関西圏にある高原で、有名なところに友人たち5人とドライブに出かけたことがありました。出発地から2時間半ほどのところで、高速道路をおりてからは、国道を目的地までは知ります。国道とはいえ、山に中を切り開いて作られた道路なので、片方は山でもう片方は崖のような状態になっています。1時間半ほど走らせたときに、広いダム湖が見えたので、少し休憩がてら休むことにしました。ちょうどススキが見ごろだったので、同じようにドライブに来ている他県ナンバーの車は多く、休憩場所にも車が何台もとまっていました。ダム湖はかなり大きく、車を降りると気持ち良い涼しい風が通っているのでほっとした気持ちになりました。せっかくなのでみんなで写真を撮った後は、地元の人が経営しているお店でドリンクと軽食を食べました。足をのばして休んでいると、友人がダム湖の中に何か見えない?というので、よく見てみると家のようなものが見えます。お店の人に聞くと、そのダムは30年ほど前に作られて、以前はダムのある一体には家が何軒もあったということでした。ダムを作るにあたって引越しをすることになり、今ではその人達は同じように山を切り開いて作られた新興住宅地に住んでいるということを知りました。代替地をもらって引っ越したにしても、ずっと住んでいた土地を離れなければならないのは寂しいだろうなという気持ちを持ちながらダム湖を見てみると、沈んだ家の屋根を見るとさらに切なくなります。夏になりダムの水がひくと、もっと家がはっきり見えるようになることもあるそうです。その後、休んだので目的地を目指して、ススキの素晴らしさを堪能した後に帰宅の途につきました。数日後、ダム湖の前で撮影した写真が出来上がったというので見せてもらうと、5人で映っている写真の間にもう一人分の足のようなものが見えます。さらにもう1枚の写真には手のようなものが見えて、それらは自分たち以外の人のもので間違いありません。子供のような細い足と小さな手でしたが、撮影した時に周囲に子どもがいなかったのは覚えているので怖くなりました。顔は映っていなかったものの、誰とも知らない手足が映っているだけでも不気味でぞっとしました。ダムに沈んだ家と何か関係があるのではないか、もしくはダムに沈んでいる人の霊がこうやって映ったのかはわかりませんが、ダムの前で写真を撮ることはそれからは絶対にしていません。

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