8月の中旬のロングコート

  
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私は今でも心霊や非科学的なことは信じておりません、しかし10年ほど前に経験したことは未だに謎で友人との間でも不気味で暗黙の了解で話さないようにしております。そんな話になります。

暑い8月の中旬位に車の免許を取ったばかりの友人に私を含む5人でドライブに行こうと誘われました。男女混合という事もあり浮ついた気持ちと楽しさを重なり私も喜んでそのドライブに参加させてもらうことになりました。どこに行こうかという話の中で当時デジタルカメラが大人気で全員で様々な撮影スポットに行き撮影をしようということになりました。少し遠出して地元でも大きい海や少し険しい山などの風景写真や、グルメなどのワイワイしながら1日中撮影しておりました。朝からのドライブで様々な場所に行き暗くなったところで大学生の男女です。怪談の話になりました。私自身そういった類の話は経験もないですし、全く信用もしておらず、「つまんない話はじまったな…」という気持ちで話半分で聞いておりました。話の中で自然に「肝試しいかない?」という話になり大学生が5人も集まると自然と誰も拒否する人間もおらず、地元のお墓や、神社など調べ始めました。なかなか決まらず、「とりあえずトンネルとか、山道とか適当に行ってみる?」という事になり、もう一度先ほど写真撮影で行った山のあたりに戻ることになりました。

正直私としては女性と腕組んでキャー!…などと言った幸運が訪れないかなと恐怖心などは無く考えておりました。ふもとの町から車で40分くらいすすんだところです。先ほどは気付かなかったのですが、鳥居があることに運転手が気付きました。「とりあえずここに行ってみる?」と運転手の提案で私たちはカメラを片手に車を降りました。恐怖心は全くなく、こういったのも思い出になるかなーっといった形で鳥居をくぐろうとしたところ、奥にうっすら何かが見えました。女性の友人たちも「あれなに?やばくない?」とざわざわしはじめ、私は内心「チャンス!」と安易に思っていました。私も含め男性陣は携帯電話のライトを頼りに確認に向かうと、8月の中旬の暑い日に嘘みたいなロングの髪(999のメー〇ル)でロングコートの女性のような人が立っていました。携帯のライトでは表情などは伺ませんでしたが、間違いなく人のようでした。全員で「やばい!」と大きな声で得体の知れないものへの危機を共有し急いで逃げ出しました。

真夏に車で40分のところにロングコートの人!?ありえない!と経験をしたことのない恐怖を感じました。急いで車に戻ると全員でその場から逃げ出しました。ドラマのような追いかけてくるとか後から呪いのようなものはありませんでしたが、帰り道は全員最悪の雰囲気で解散しました。

同年の冬、私も車を手にいてたところであの得体のしれない経験は何だったのかともう一度あの場所に行ってみようと、当時の友人の男性1人をつれていくことにしました(今思うとバカだったと思います)

本当に不思議なのですが、その付近まで行ってみてもどれだけ往復してもその鳥居は見つからず痕跡すらありませんでした。当然私だけの記憶ではなくどの友人も同様の記憶があり不思議で不気味な体験でした。いまではこの話は無かったことのように暗黙の了解で話さないようにしています。

あの時経験した鳥居とあの人のようなものはなんだったのか今でも謎です。

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