反省会:32巻6号「知っておきたい新たな処置具―特徴とその開発意図」

投稿:編集部  
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p矢作直久先生 co-p松田浩二先生,糸井隆夫先生,小林清典先生 coord藤田直孝先生

コメント

    藤野先生より 編集部 さん: 2020-06-23 13:40:08

    編集委員会御中、
    藤野が脱稿するまでに集まっていた原稿は読んで、言及しなければならない特色のある論文には触れました。その後に素晴らしい論文がたくさん揃いましたね!
    文中で触れられなかったのは残念です。
    処置具の歴史については、内視鏡開発初期の状況をご存知の方はだんだん少なくなっていますので、初期の状況について意識して言及しました。
    内視鏡や、内視鏡手技が開発されるたびに処置具が開発されましたし、新しい処置具が開発されるたびに新しい手技が開発され残念ました。
    この相互依存関係はいわゆる処置具の重要性をよく示しています。
    手術器具のように、手術術式と同様の重要性を感じられるような用語が必要と思います。処置という言葉は矮小化された印象を持ちます。
    ちょうど用語委員長が編集委員にいるので御検討お願いします。
    藤野の所属は2003年の定年退官の6ヶ月前に山梨医科大学と山梨大学が大学統合をしたので、正しくは、山梨大学です。こんなところで誤りが起こったのは残念です。
    ついでに、上部内視鏡のことを内視鏡医も胃カメラと呼ぶ人が多いですが、これは間違いです。胃カメラはスコープの中にミニカメラが入っていて胃カメラの先端にはフィルムの入ったパトローネが入っています。
    このように全く、開発コンセプトの異なるものを同じ用語で呼ぶわけにはいきません。

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    岩男 泰 さん: 2020-06-24 20:52:02

    藤野先生コメント有難うございました。そして素晴らしい序説にも感謝いたします。通奏低音のように響く内視鏡への想いを感じます。なお、ご指摘の処置という用語は、内視鏡手術とするべきなのかもしれません。他に良い言葉があると良いのですが。胃カメラという用語についても同感で、実は若い方で大腸カメラという先生がいて、研修先等でそう呼称しているのだと思います。大腸カメラが本当に存在したかは、寡聞にして存じませんが、さすがに訂正していく必要はあると思いました。

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    矢作先生より 編集部 さん: 2020-06-29 23:48:32

    この反省会のコメントを書こうとしていた矢先に、藤野先生の訃報を頂きました。藤野先生が闘病中とは露知らず序説の執筆をお願いしてしまいましたが、病床にありつつも最後の仕事として執筆に取り組んで下さった先生に感謝申し上げます。博識な先生からは新たな名称や物事の考え方について多くのアドバイスを頂戴いたしました。いつものソフトな語り口や含蓄のあるお言葉、優しい笑顔が思い出されます。これまでの御恩に感謝申し上げつつ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

    処置具に関しては、これまで何度も特集が組まれてきました。従来はその処置具を使いこなすことに力点が置かれていましたが、今回はどの様な製品を目指したかその開発の意図も盛り込んでもらったことが最大の特徴だと思います。幸いほとんどの筆者がそのコンセプトを理解して、何を目指してどう工夫したかを具体的に書いてくれています。そのため、違った分野の処置具でも興味深く読むことができますし、またメカニズムを理解することにより更に上手に使いこなせるようになるのではないかと期待しています。内容としては初学者向けではなく、中級者以上の内視鏡医向けになってしまいましたが、ただ目の前にあるものを使うだけではなく、どの様に使うべきか、またそれでダメな場合にどの様なものであればもっと上手くいくのかまで考えさせてくれる内容になったのではないかと思います。

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    佐藤 公 さん: 2020-07-09 15:08:55

    新しい処置具が開発され、使用されると、新機能の向こうの新たな課題が浮かび上がり、また新しい処置具の開発につながっていることが伝わる紙面になっています。藤野先生のところに伺った際、処置具の資料が入った厚いファイルがあり、コロナ対応のため遠隔業務となって業者と連絡が取れないことを病床にあっても嘆いておられました。医局の弟子にあたる主治医と連名で執筆されたことも、最後まで先生らしいお姿をみせていただきました。

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