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みるく さん

  
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記憶という、失われたものたちの集まった掴めないけれど心という「私」の世界のなかで繰り返し押し寄せる波。著者の現在、そして彼が生き続ける限りの未来にも光の粒をきらきらと撒き、読者にもそっと渡された美しい記憶の光。読み進めるごとに心に灯る温かさと去るものたちへの愛惜。『ニューヨーク製菓店』の美しさは奇跡のようだ。読者も自らのささやかな遠い記憶が、文章に共振して輝き、心を生の方向へ向かわせるのを知る。そんな力を持った稀有な短編だ。『ニューヨーク製菓店』を読んだ夜を、今度は読者の「私」が心の宝石箱に入れて、寂しい夜、雑踏に紛れる昼、彷徨う夕、何かを失った朝に大切にとりだして生きるなぐさめにしたい。

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