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伊藤 優 さん

  
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生まれたより前からあるものというものは、なぜこんなにも心が惹かれるものなのだろう。息遣いや人々の営みが間接的に感じることができるからだろうか。


日本は、故郷に久しぶりに帰ったら、全く変わっていない景色があるとよく聞くが、本当に私もそう思う。東京でもきっと街の風景がガラッと変わってしまうなんて言うことは、もうほとんどないだろう。駅の周りは変わっても、そこからしばらく行くと全く変わらない風景があるのではないかと思う。一方で韓国は、目まぐるしいスピードで成長が続いている。そのなかで歴史というものは外せないが、その一方で街の変化のスピードが早すぎると言うほどに、スピード感のあるものなのではないかと感じた。

しかし、人々の記憶は生き続ける。嫌な思い出もいい思い出も、本人や街の気持ちを汲むことなく、生き続ける。作者のニューヨーク製菓店の末っ子という通り名もそういう事だと言うように私は感じた。


この世にないもの、なくなってしまったものが自分の中で生き続け、生きる火種となることは、たくさんあるのかもしれないと思うきっかけをこのニューヨーク製菓店は私にくれた。そう思うだけで、そう思えただけでいい。どうせ人生とはそういうものではないか。



本に関して、暖かみのある文体と色や光を丁寧に感じられる表現は、タイトルから想像されるままのもので、嬉しかったです。注がそばにあって、文章の読み応えをアップさせる作用があったように思います。そこが私は好きです。

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