剣道の5本指型小手の復活
5本指型剣道の小手
現在の剣道用小手は、人差し指・中指・薬指・小指を一つの袋に入れる形になっています。これをそれぞれ独立させて、指を動かせるようにします。
現在の小手は、指を動かすことが大変難しく、そのため竹刀の細かなコントロールが難しくなっています。現在のような形になったのは明治以降であり、江戸時代以前は5本指の小手が使われていました。また、薙刀では今でも人差し指が独立しています。
剣道の公式の試合では、規定により5本指の小手を使用することは不可能ですが、練習で使うことは可能です。また、古武道での使用も想定できます。
私は趣味で古武道を習っており、練習の一環として、剣道の防具を着けて動いてみることがあります。
古武道の技術では、指の動きがとても重要な役割を果たしており、指を細かく動かすことで、刀の動きをコントロールしています。しかし、剣道の小手を着けてしまうと、指を細かく動かすことが出来なくなり、思うように動くことが出来なくなります。
以前からこのことに不満を感じていましたが、「こういうものだ」と思って諦めていました。しかし、江戸時代の小手は5本指だと言うことを最近知りました。江戸時代に5本指の小手があったのなら、それを現代に復活させても問題は無いはずです。技術的にも問題は無いはずです。このように感じて、ぜひ5本指の小手を使ってみたいと思うようになりました。
これは私個人の考えでは無く、友人達も同様に思っています。
5本指型小手を復活させることで次のようなメリットがあります。
1,古武道の練習で、ケガをする心配が減り、より自由に動けるようになる。練習に前向きに取り組める。
2,剣道の練習では、古武道の動きを今以上に剣道に取り込めるようになり、剣道の技術水準が向上する。現在の小手では不可能な動作も、5本指型小手になれば可能になる。
3,初心者が剣道を始める際に感じる不満を減らすことができ、剣道の競技人口を増やすことにつながる。
4、江戸時代の剣術・剣道の研究が進む。江戸時代は5本指型小手を利用していたため、江戸時代の技法を研究するなら、当時と同じように5本指型小手を使用し、現在の技法と比較するのが近道となります。
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