失われつつある伝統工芸技術に跡継ぎを紹介するサービス

投稿:chizuru0119

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私は、昔から受け継がれている日本の伝統工芸技術者に跡継ぎを紹介するような人材紹介サービスがあったら良いなと思います。中国・インドをはじめ、諸外国のモノづくりの規模・スピードは年々増してきていますが、いまだに「メイドインジャパン」のブランドは絶大な信頼のもと支持されています。外国人観光客がお土産に買っていく工芸品はもちろんのこと、職人向けの専用の道具や工具なども、わざわざ日本まで買い付けに来る職人さんがいるくらいです。
しかし昨今、それらを受け継ぐ者の数が減り、貴重な技術・工芸品が失われつつあることを知りました。需要は確かにあるのに、作り手がいなくなるために供給の道が絶たれる。これは、そのモノに関わっている方々だけの問題ではなく、日本全体にとっての損失ではないかと感じます。
では、技術の担い手に「なりたい」という人間がいなかったのか、というと、実は決してそういうわけではないんですね。日本を愛してやまない、いわゆる親日家と言われる外国人の中には、単なる日本愛好家の外国人としてではなく、日本に暮らし、日本文化をさらに学びたい、いわば日本人になりたいという声も数多くあったといいます。この願いの実現を阻害するものの一つが「仕事」の問題でした。
しかし、この人材紹介サービスが実現すれば、跡継ぎの欲しい伝統技術者と日本人として生きるための職が欲しい外国人労働者をマッチングし、双方により良い効果が生み出されると思うのです。もちろん最初は、「外国の人に、日本の伝統技術を伝えてしまって良いのか」という反論もあるでしょう。しかし現状、日本人の担い手は数少なく、いずれ失われてしまう技術がほとんどなのです。大切なのは、「日本人が伝承していくこと」では無く、日本で長きにわたり守り、引き継がれてきた「技術と魂を伝承していくこと」だと思います。
ひょっとしたらその外国人の職人さんは、いずれ故郷の国に帰ってしまうかもしれません。しかし技術だけでなく日本のモノづくりの「魂」までもしっかりと受け継いでくれていたら、今度はその国の伝統技術と融合してまったく新しいモノをこの世に生み出せるかもしれません。気の長い話でしょうか。しかし、まさに今こんなサービスを始めようと考えてくれる人がいるのならば、いつかはきっと現実のものになるのではないだろうかと考えています。

日本の伝統あきのうえさん: 2016-10-31 11:39:44

面白いお話ですね。TVでも、日本の伝統に触れた番組をみるとワクワクします。
本来なら日本人に受け継いでもらいたいですが、この記事を読みますと、いつか未来に、ルーツは日本で、世界で評価を受けた物や精神をまた日本で味わえる、そんな時はきっと、日本を誇る思いを感じそうですね。壮大なロマンを感じます。でも同時に、外国へ旅立つ寂しさも、今は感じます。

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