大都市圏で行う廃熱/降雨/水流/振動発電
東日本大震災以来、原子力による発電に対する批判と代替エネルギーの開発が日本を中心に主要先進国に広がりつつあります。国内ではその流れの中で、太陽光発電が一時期注目を浴び、電力の売買や電力自由化に繋がりました。
話は変わりまして、近年の大規模な地球温暖化の影響で異常気象が、異常とは言えないほど頻発するようになりました。その中でも顕著なのが大都市圏で起こる「極地的豪雨」でしょう。
元々大都市圏では以前から車や空調設備の排ガスなどによるヒートアイランド現象が起きて社会問題となっていましたが、これが地球温暖化により、大都市圏の高温化が加速的に進みました。
極地的豪雨の原因はこの大都市圏の超ヒートアイランド現象が起因しているともいわれています。
そこで、まず第一に都市部の排ガスにより発生した熱を利用した廃熱発電を行ってはどうでしょうか。本来工場などで大掛かりな機械などを動かしたり、金属精錬で出た熱を利用した発電方法ですが、これをヒートアイランド現象を引き起こす熱に応用すると言ったものです。
次に、廃熱発電を行っても発電の際に結局エネルギーの一部は熱となって周囲に飛散されます。したがってを廃熱発電で電力を生成することは出来てもヒートアイランド現象を防ぐ手段にはなり得ません。そこで次に行うのが降雨発電です。先に断っておきますが「降雨発電」は造語で、この様な発電方法は確立されていません。
極地的豪雨が起きやすい都心部等に予め大型の水車を設置して置き、極地的豪雨が発生した際に雨の勢いで水車を回して発電を行い、蓄電しておくと言ったところです。
更に極地的豪雨が発生すると一時的な河川の増水は避けられません。そこで、近隣の河川や用水路、排水溝等に小型の水車を設置しておいて、増水により速度を増した水流を利用して発電を行い、これを蓄電しておきます。
最後に極地的豪雨の勢いは正に「地面を叩き付ける」と言った表現が合うほどの物です。都心部の要所に振動素子を設置しておいて、極地的豪雨が地面に叩き付けられるときの振動を利用した振動発電を行います。
大都市圏では普段から交通量も多いため、至る所で地面が振動しています。幹線沿いに振動素子を設置しておけば、極地的豪雨でなくとも多くの車が通行することによる振動でも発電出来るでしょう。
地球温暖化を防ぐための技術の進歩は現時点では限りなく遅い物です。それに対して温暖化を加速させる要因は年々増加しています。
地球温暖化を防ぐための技術が確立するまでは、温暖化により本来大きな被害となる大きなエネルギーを人の生活の役に立つエネルギーに変換する方法を考えてみてはどうでしょうか。
コメント
大熊猫さん: 2016-08-25 00:16:10
投稿の際、「禁止用語が含まれています」の警告文が出た為、アイデア作成当初に冒頭に書いていた例の原発事故を「東日本大震災」に、「げりら(カタカナ)豪雨」を「局地的豪雨」に置き換えています。
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yanaden1さん: 2016-09-02 11:08:51
大都市に消費されるエネルギーを少しでも回収して再利用するということでしょうか。地球の温暖化からなのか異常気象は毎年激しくなっているようですよね。加えて日本は大地震が定期的に起こるし。今まで出来なかったエネルギーの回収技術これからどんどん開発されるといいですよね。
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匿名さん: 2016-09-07 16:18:25
原子力発電所を使わずに済むようになれば素晴らしいと思います。
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誰がどうやってその事業を展開するのかが問題。 なすてぃーふぇろーさん: 2017-02-08 23:03:10
この考え方には私も賛同。大都市圏、工場地帯、と言うだけでどれだけ膨大な化石燃料を発電や工場操業、日常生活に投入しているのかと思う。そのツケによる集中豪雨と温暖化の促進。ただ問題となるのはそれらの事業に参入する企業があるかと言うこと。採算性と確実に利益になるかと言う『近距離的展望』ばかりが最優先されるのが日本の企業。『先々の、長期的有益性』を考える人たちによってこれらの事業が展開されることをぜひ望みたい。
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