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p有馬美和子先生 co-p貝瀬 満先生,河合 隆先生,河内 洋先生 coord星原芳雄先生
5月号EGJの新展開は圧巻でした!全ての問題が詳細に論じられており、感銘を受けました。 (出欠サイトのコメントより転載)
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食道胃接合部の新展開として,国際的コンセンサスの状況,病理,解剖,生理,内視鏡診断と治療まで網羅することができ,ご執筆頂いた先生方に御礼申し上げます.2019年3月に行われた京都国際コンセンサス会議で討議された内容を,開催に尽力された菅野先生に巻頭で総説としてご紹介頂き,国際的な流れを知る上で貴重な1本になったと考えております.序説で星原先生も触れておられますが,今回特に重点を置きたかったのは接合部の境界線としての診断と,背景粘膜をベースとした領域としての考え方でした.相田先生には,粘膜内の短径100μm以上だけでなく,長径が1000μm以上の粘膜内静脈を認めれば柵状血管と診断できるという新たな知見を掲載頂きました.しかし,病理では接合部を線として診断するのが難しいことも河内先生が述べられています. また,噴門部早期胃癌の背景粘膜と診断については,症例収集も難しい領域にも関わらず貴重な症例を多数掲載頂き,貝瀬先生,小林先生,吉村先生に感謝致します.これらの論文を拝見しますと,やはり噴門部胃癌はH.pylori感染の有無,萎縮の程度や噴門部炎の影響から背景粘膜が様々で,内視鏡所見と病理の関係の検討はこれからの分野であることが痛感されます.色々な情報満載で,マニアック過ぎていないかどうか心配ですが,接合部を考える上で初心者も上級者も,食道好きの医師も,胃好きの医師にも参考にして頂ける一冊であればと良いと思っています.
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コメント
藤野先生より 編集部さん: 2020-06-09 14:58:09
5月号EGJの新展開は圧巻でした!全ての問題が詳細に論じられており、感銘を受けました。
(出欠サイトのコメントより転載)
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■planner有馬美和子先生のコメント 編集部さん: 2020-06-10 09:06:33
食道胃接合部の新展開として,国際的コンセンサスの状況,病理,解剖,生理,内視鏡診断と治療まで網羅することができ,ご執筆頂いた先生方に御礼申し上げます.2019年3月に行われた京都国際コンセンサス会議で討議された内容を,開催に尽力された菅野先生に巻頭で総説としてご紹介頂き,国際的な流れを知る上で貴重な1本になったと考えております.序説で星原先生も触れておられますが,今回特に重点を置きたかったのは接合部の境界線としての診断と,背景粘膜をベースとした領域としての考え方でした.相田先生には,粘膜内の短径100μm以上だけでなく,長径が1000μm以上の粘膜内静脈を認めれば柵状血管と診断できるという新たな知見を掲載頂きました.しかし,病理では接合部を線として診断するのが難しいことも河内先生が述べられています.
また,噴門部早期胃癌の背景粘膜と診断については,症例収集も難しい領域にも関わらず貴重な症例を多数掲載頂き,貝瀬先生,小林先生,吉村先生に感謝致します.これらの論文を拝見しますと,やはり噴門部胃癌はH.pylori感染の有無,萎縮の程度や噴門部炎の影響から背景粘膜が様々で,内視鏡所見と病理の関係の検討はこれからの分野であることが痛感されます.色々な情報満載で,マニアック過ぎていないかどうか心配ですが,接合部を考える上で初心者も上級者も,食道好きの医師も,胃好きの医師にも参考にして頂ける一冊であればと良いと思っています.
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