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反省会:32巻12号「咽喉頭・頸部食道癌を見逃すな―拾い上げから治療まで」

投稿:編集部  
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p有馬美和子先生 co-p小原勝敏先生,貝瀬 満先生,河内 洋先生 coord星原芳雄先生

コメント

    有馬美和子先生より 編集部さん: 2021-01-15 15:38:46

     咽喉頭から頸部食道という狭い領域にも関わらず特集号を組ませて頂き,また執筆に御協力頂いた先生方に感謝申し上げます.
     藤田先生の(らしからぬ)コボケから始まる「ルチン内視鏡」と,樫田先生の厳しい用語解説で身が引き締まるなか,各論の「私はこうしているスクリーニング内視鏡」では,「スクリーニング内視鏡」をお願いしているのにハイリスク群の内視鏡を入れてみたり,精査内視鏡の症例を提示してみたりと,依頼の主旨が伝わっていない面がありました.依頼時に樫田先生のコラムを一緒にお送りできれば良かったのですが,そうも行かず,確かにスクリーニングだけでは内容を保つことができなかったのかもしれません.もう少し前処置や観察方法の工夫,頸部食道の観察法に触れて欲しかったので,依頼方法が不十分だったと反省しています.貝瀬先生には前処置や鎮静についての考え方を詳術して頂き参考になりました(p.1820-).その一方で,小野論文(p.1855-)では前処置や鎮静方法について違う見解が記載されているので,前処置ひとつにしても色々な考え方があるものだと拝読しました.
     また,総論1(p.1771-)はオリエンテーションと鑑別診断を依頼したのに,前処置や観察テクニック,癌の診断まで書かれて各論と大幅に被っていたので修正をお願いしましたが,総論〜各論スクリーニング〜精査のなかで,内容に重なりが出てしまったことも反省点です.全体的には観察法から治療まで網羅した一冊となり,皆様に感謝致します.素敵な序説と編集後記を執筆頂いた星原先生,小原先生にも感謝致します.欲を言えば,もう少し頸部食道に関して突っ込みたかったところです.
     最後に自分の論文の誤りに気付きました,p.1893の症例のストラテジー,A.(図1a〜c)は(g〜i),B.(図1d〜f)は(j〜l),C.(図1d〜f)は(m〜q)でした.お詫びして訂正をお願い致します.

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