ピクスクでWEBオンリーを主催する時に押さえたい3つのこと

投稿:Smarks運営  
ブックマーク 1

管理人のnoteからの再録です。ピクスクWEBオンリーの開催を考えている方向けに、「盛り上がるWEBオンリー」のためのポイントをまとめています。よろしければご参考までに。

(※2021年8月執筆の記事であり、感染状況への言及等、当時の内容になっています)



 ※


リアルイベントの開催が満足にできない中、WEBオンリー形態が広まっています。

特に女性向け同人界隈ではpictSQUAREさんのサービスが一般的に定着している様子。開催時間も長時間の設定が可能で、いつでもどこからでも参加しやすい上に、主催をする場合もリアイベに比べて時間的・金銭的コストも掛かりません。

様々なハードルの低さが魅力である一方、「箱を用意しただけ」でも開催が出来てしまうという面もあります。でも、それではあまりにもったいない!主催をされる方は、「界隈を盛り上げたい!」という思いをもって企画をしたのだと思うからです。

そこでこの記事では、「ピクスクでWEBオンリーを主催したいけれど、どうしたら盛り上がるのだろう?」と思っている方向けに、ポイントを3点紹介します。

開催方法の詳細やハウツーは既に良記事が沢山あるので、ここでは開催する上で特に注力したいポイントに絞ります。界隈を盛り上げたい!という思いを持っている同人者さんのお役に立てますように。


1.目的を決める


「目的=このオンリーを開催することで何を果たしたいか」という意味です。

 これを明確にすることが、企画全体の指針になります。

 どういう意味かというと、たとえば、


①リアルイベントの補填として、なるべくリアルイベントと同じ空気を味わってほしい
 ・会場の臨場感を出すためにリアイベと同じ時間帯でやってみる
 ・コスプレのようなイメージで、アバターの配布や撮影スポットとなる背景を用意
 ・会場BGMのようなプレイリストを作成して参加者に共有
 ・DL形式のペーパーラリーの企画


②印刷所の力になりたい!“同人誌”という形が出る喜びを皆で共有したい
 ・展示だけではなく“本の頒布”をサークル参加条件にする
 ・ピクスクの支援印刷所の利用を推奨する
 ・Twitterアカウントを作成し、参加者の実本宣伝をRT等で積極的に行う


③実際に中々会えないジャンル者同士の交流の場にしたい
 ・コアタイムに合わせてdiscord、mocri、Twitterのスペース等で実際に喋って交流できる時間を設ける
 ・文字チャット、絵チャなどの設置
 ・書き込みボードへの感想交流を推奨


……などなど。

目的が決まると、それを指針として企画が決めやすくなります。

テーマを決めることも勿論大切ですが(テーマ例:「バレンタイン」をテーマにして、関連作品の頒布や展示を推奨・会場背景などもテーマに沿ってデコレーションする等)、この「目的」に沿って企画を打ち出すことにより、参加者の皆さんもスタンスが明確になり参加しやすいイベントになると思います。



2.宣伝をする


1で「Twitterアカウントで本の宣伝」とも書きましたが、「イベントを周知させる」ことはぜひやっておきたいことです。


・イベント専用ハッシュタグを作成し、参加者の宣伝に使ってもらえるよう呼びかけ
・専用アカウントを作成し、ハッシュタグのRT支援
・イベントの準備状況、進行状況を小出しに宣伝し期待感を煽る
(背景や配布アバターのチラ見せ、企画概要の宣伝、タイムスケジュールや参加にあたっての諸注意の配信など)


……などなど。

3にも繋がるのですが、主催からの発信だけではなく、参加する方々が自らイベントに言及し広めてくれるように、「ハッシュタグの活用」「情報の小出しでこまめな話題提供」ができるといいかなと思います。

 あのイベント前のソワソワ感を、WEBオンリーでも積極的に作っていくイメージです。


3.皆が「参加者」であると思ってもらえる仕掛けを作る


リアルイベントと違い、アクセスするだけで参加できるWEBイベントは、「参加している」という実感が持ちづらい面もあります。

先述した「ハッシュタグの活用を参加者に呼びかけ」のように、参加者の方々が自ら参加してもらえるような仕掛けを作ると、参加している実感が醸成されやすいように思います。


・募集型の企画を実施
 →イメソン、クイズ、イラスト、短歌などなど。事前に募集し当日までに発表すれば期待感を高めることができ、当日に会場で発表にすれば来場の理由にもなります。
・サークル参加者向けプロフィールカードを事前に作成してもらう
 →アカウントで取りまとめる、RTなどを行うと宣伝効果も。サークルチェックしやすい状況を作ることで期待感を高めることもできます。


……などなど。

以上は今まで見かけた一例なので、アイデア次第で色々とできそうです。



4.まとめ


①目的を決める
②宣伝をする
③皆が「参加者」であると思ってもらえる仕掛けを作る


以上、特に重要だと思うポイントでした。

もちろん、ガワとして、メインビジュアル・ロゴ・会場などのデザインの作成は魅力を高めるのにとても重要ですし、そのためのテーマもぜひ決めた方がいいでしょう。

一方で、魅力的なガワがあるけれど、「いまいち人が集まらない」「参加者が何をしたらいいのか迷ってしまう」といったことも起こりうるかなと思い、この記事を書きました。

こんな世の中ですが、同人への情熱を絶やさないためにもWEBイベントってとっても有効だと思います。ぜひ!みんな!主催しよう!!盛り上げていきましょう……!! そしていつか、同士たちとリアルイベントで会いましょうね……!!


※本記事は、自分の主催経験と、主催するにあたって様々なWEBオンリーを拝見させてもらって得たノウハウを元に書いています。何か特定のオンリーを勝手にまとめて記事にすることが無いよう汎用性の高い部分を抽出したつもりですが、独自性の高いアイデアを記載してしまっているなど、失礼にあたる部分がありましたら申し訳ありません。




記事執筆当時と比較すると外出制限は少しずつ緩やかになりリアルイベントに人が戻っていますが、WEBオンリーという形は定着し、一時的な代替手段だけに留まらない可能性もあると個人的には考えています。そのため今回の記事を再掲しました。少しでも参考になりましたら幸いです。

コメント

    まだありません。

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