「実在性」の装丁/レター本

投稿:はるみね  
ブックマーク 9

舞台「文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋」が素晴らしすぎて15,000字超の感想文を書いたので、レター本で報告書風の感想文本をつくりました。


レター本はその名の通り手紙を模した特殊加工ですが、折り返し部分の形や留め具でかなり印象が変わります。

今回は折り返し部分: 台形タイプ、留め具: ハトメ・茶を選び、封筒のように見えるよう制作しました。「読む」という体験が、ハトメの糸をくるくる解くことによって報告書らしい少し緊張感のあるもの、特別感のあるものになれば良いなという意図です。

(動画・音なし) https://twitter.com/haru_m1ne/status/1597922311159488513?s=46&t=EjiPesc7DAkrgkKYlWNO8g


表側には郵便番号、宛先、重要書類が入っている感を示す「報告書在中」、切手をあしらっています。全体的に文アルのゲームに登場する「手紙」の色味を意識したり、帝國図書館のロゴである桜の花弁を切手のデザインにしたりと、文アルプレイヤーのお司書の皆様が現実でも「ゲームを拡張した『司書』」として読んで楽しんでいただけたらと思っていました。ゲームに出てくるアイテムや「実在性」を感じられるものが現実にあったら嬉しいので。


【表紙用紙】

羊皮紙にマットPPをかけ、封筒らしいフラットな手触りの良さになったかと思います。


【遊び紙】

リーフレッドという手漉きの遊び紙を選びました。舞台の中の紙吹雪が舞い落ちるシーンが美しくて印象深く、一目で決まりました。


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