B8サイズのミニ本(豆本)
手のひらサイズの小さなミニ本・豆本。興味があったもののわからないことばかりなので、まずネットで情報収集をしました。
その際、実際に作った方々の記録を見つけて参考にさせていただきました。
自分の経験も誰かの参考になればとても嬉しい&備忘録としてまとめてみました。
※これらの情報は全て2023年7月時点のものとなります。
サイズ展開・各種仕様について
あくまで自分が情報をもとに見つけた範囲ですが、
・ホープツーワン・しまや出版のA8サイズ(52mm✕74mm)とB8サイズ(64mm✕91mm)
・夢工房まつやまの名刺サイズ(55mm✕91mm)※短辺綴じ
・プリントオンの52mm✕68mm
・ポプルスの63mm✕89mmと54mm✕86mm※中綴じ、本のセットではなくグッズセット
などの同人誌印刷所がミニ本・豆本にあたるサイズの本をセットメニューにしていました。
印刷所によって表紙用紙や本文用紙、遊び紙・箔押し・角丸加工などのオプションや本にできる最小ページ数に違いがありました。
今回の仕様(B8サイズ)について
今回はしまや出版さんのミニ本セットを利用し、B8サイズ(64mm✕91mm)、16ページ(表紙分4ページ+本文11ページ+奥付1ページ)のミニ本を作りました。
本文の文字数は2,600程度。その他の仕様としては、表紙用紙ホワイトポスト200kgにクリアPP、本文用紙クリームキンマリ72.5kg、前後に遊び紙(遊び紙ガチャ)。
(サイズ比較。前がB8、後ろがA6文庫サイズ)
ページ設定について
ミニ本を作るに当たり、一覧苦労したのは本文のページ設定です。
今回利用した印刷所にはWordテンプレートがありましたので、それやネットで調べた情報を参考に調整しました。
【ページ設定】
・用紙サイズ70mm✕97mm
・余白∶上8mm下11mm内側8mm外側8mm綴じしろ8mm(印刷の形式見開きページ)
・文字数と行数の指定∶標準の文字数を使う
・フォント∶源瑛こぶり明朝v6/サイズ8
・行間固定値11.8pt
以上の設定で1ページに28文字✕11行になりました。ノンブルはページの下部(下からのフッター位置5.5mm)にあります。
参考になるかはわからないのですが、手前の黒い文章が今回のミニ本、後ろの青い文章が文庫サイズ(源瑛こぶりv6サイズ8.5、行間固定値12.4ptの42文字✕18行)です。
表紙はCanvaで作成したあと、clip studioでテンプレートへの調整を行いました。
実際に作ってみた感想
わかってはいたのですが、小さい!! というのが最初の感想です。
最小ページ数で作ったためとても薄く、印刷所からは本を強く開くと綴じしろが割れやすい? という注意をいただきました。幸い、前後に遊び紙を入れたため普通に読む分には問題なさそうです。
ただ、やはりこの小ささと薄さゆえに表紙を開く時に固さを感じるのと、PPをしたことも相まって反るというか開きぐせがつきやすいようです。
ページ設定ですが、若干詰め込んだ印象があるものの、個人的には普通に読める許容範囲だったのでほっとしました。ノド周りについては今の薄さでちょうどいいくらいなので、ページ数が増えるならもう少し余裕をもたせたほうが良さそうです。
雑感
今回本にしたのは、内容が人を選ぶため再録はし辛いが個人的に気に入っている3,000文字に満たないSSです。
とにかくミニ本を一度作ってみたいが先行し、文量的にちょうどよいSSで試してみたのですが、まとめるには毛色が違うが単独の本にするには短い、そんな作品にミニ本・豆本はちょうどいい選択かもしれません。
コメント
まだありません。
コメント
返信
コメント
コメントを削除
この操作は取り消しできません。本当に続けますか?