棺桶の蓋を開けられる装丁(カッティング加工+箔押し)

投稿:はるみね  
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「別離」をテーマにしたオムニバス本ということで、装丁でも表現したいと思い(死ネタではないのですが) 擬似的に棺桶の蓋を開けるような体験ができるような特殊加工を施しました。


【表紙】カッティング加工

蓋部分の切り込みはブリントオンさんのアートカッティング加工で入れています。「工」の形に切り込むことで、折り込みをつけて左右に開くようになっています。

表紙には「エスプリVN エンボスプラレ176.5kg」を選びました。細かいアラレ模様のエンボスが棺桶の地を思わせ、繊細で上品な雰囲気がとてもイメージに合っていると思います。


【カラー口絵】箔押し

蓋を開いた時に人物が見えるように描いていただきました。ネームレス夢主なので、黒塗りした顔の上にタイトルを箔押ししています。上手く隠しつつ、別離というテーマが与える隔絶感や不穏さを出すことができたと思っています。

箔は「アヴァロン透明」を使用しました。貝殻のような淡い虹色の箔で、傾けるとぬらりと控えめに光る感じが気に入っています。


ぱっと見は真っ白な表紙になっているのですが、蓋を開けると……! という演出をしたくてやってみました。実際に手に取った方からは表紙と口絵のギャップに驚いていただけたようで嬉しかったです!


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