カラー本文差し込みアンソロジー
ジャンル的に小部数になるため、あまり変わった装丁で遊ぶことができない中で
単価を上げずに「作者さんごとにカラーページを差し込みたい」というところを最優先して
各社の割引を最大活用しました。
カラー印刷はプリントパックが最安値かもしれませんが
成人指定の本は(印刷してもらう部分だけ全年齢の内容でも)プリントパックで刷れないため、グラフィックを選択しています。
【入稿順番】
①カラーページ:グラフィック チラシ・フライヤー印刷(A4) 上質90kg
・早めに原稿を集め、割引期間に先行で入稿します
・この時点ではまだページ数が決まっていないので、仮のノンブル「A1・2」「B1・2」「C1・2」を振っておきます。
・トンボも入れて、(B5本の場合)A4サイズで印刷
・モノクロ本文と同じ紙にするため、もっとも汎用的な上質90kgを選択しています。割引キャンペーン対象になるのもこのあたりの汎用タイプですね
②表紙:グラフィック カード印刷(A3) コート紙225kg+クリアPP
・割引キャンペーン対象の、汎用的な紙を選択。
・トンボも入れて、(B5本の場合)A3で印刷
・アンソロのような永久保存版的な本はPP加工必須と考えます
・まったく同じ仕様なのに「同人誌表紙印刷」よりも「カード印刷」のほうが安かったりキャンペーン対象になります
③本文&製本:スズトウシャドウ印刷
・アンソロのような、ひとさまの原稿を預かるケースでは特に、安心安定感のある老舗にお願いしたいですね。事前に、カラーページ差し込みができるか問い合わせました。台割表があれば、カラーページに通しのノンブルが入っていなくても差し込めるとのことでした。
・表紙とカラーページだけグラフィックから先行で送って預かって貰い、本文が揃った時点で台割表とともに入稿。
・台割表=クリスタのページ管理画面のスクリーンショットを使用
・3 4 [C1] [C2] 7 8 9 10 11 12 13 [A1] [A2] 16… というような台割で対応して頂けました。
表紙デザイン方針
「オシャレにしないで」の注文でデザイナーの友人に依頼しました。
キャッチコピーや要素が多くてガチャガチャうるさい商業雑誌の表紙的な感じを目指しました
本文仕様
アンソロジーは、読んでいて「あれ、どこで別の作品に切り替わったのかな?」と作品の切り替わりがわからなかったり、どなたの作品かわからなくなる事が多いと感じていたため
全員【左ページ始まり】でお願いして、作者さんおひとりづつに扉ページを設けています。
今回はオリジナル要素の強いジャンルだったため、登場人物紹介のページにしました。
参加人数が多く、一人当たりのページ数の少ない記念アンソロ的な場合ですと無駄にページ数が増えて向かない仕様かもしれません。
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