RPA・業務自動化の導入事例|出荷実績のシステム転記で月間109時間を削減した実践レポート
グループ子会社Aの藤田玲奈です。今回は「出荷実績のシステム転記」について、現場で実際に試した内容を共有します。RPA・業務自動化を単なるツール導入で終わらせず、同じ条件で効果を測り、別の担当者でも続けられる状態にすることを目的にしました。対象は日常業務の中で繰り返し発生する作業で、まず61件の記録を集めて現状を整理しました。
取り組みのきっかけは、複数形式のExcelを手作業で統合していたため、締め日の残業が常態化していました。担当者への聞き取りだけでは感覚的な議論になったため、処理時間、発生件数、手戻り、待ち時間を一週間単位で記録しました。特に例外が起きた場面と、その際に誰へ確認したかを残したことで、表面上の作業時間だけでなく、判断待ちや情報探索のロスも見えるようになりました。
実施にあたっては、ロボット名、管理者、実行時刻、復旧手順を台帳化し、誰でも停止と再実行ができるようにしました。最初から全工程を変えず、影響範囲の小さい一工程で7週間試行しました。週に一度、利用者と管理者で結果を確認し、操作に迷った箇所、判断が分かれた条件、想定外の処理を一覧化しています。手順書には正常時だけでなく、停止・差し戻し・手作業へ戻す条件も追記しました。
現時点の結果は「月間109時間を削減」です。加えて、確認漏れや再作業も導入前より16%減りました。数字だけでなく、担当者からは問い合わせの往復が減り、本来の改善活動に時間を使いやすくなったという声が出ています。一方、対象件数が少ない期間もあるため、品種、生産量、繁忙度などの条件をそろえた追加確認を続けています。
残っている課題は、画面変更で停止する可能性があるため、月次点検とエラー通知の担当を明確にしています。今回うまくいった設定や手順をそのまま他拠点へ持ち込むのではなく、前提条件と適用できないケースもセットで残すことが重要だと感じました。次の一か月は、担当者が不在でも運用できるか、例外対応に何分かかるか、改善後に新しい負担が生まれていないかを確認します。
同じような自動化を行っている拠点では、画面変更への追従や担当者不在時の復旧をどのように運用していますか。保守工数の実績もぜひ共有してください。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。人物や企業、内容は架空のものです。

コメント
九州工場で生産管理DXと表計算業務の自動化を担当しています。「出荷実績のシステム転記」で月間109時間を削減という結果は参考になります。画面変更で停止した場合、現場で再実行できる範囲とシステム担当へ連絡する範囲をどう分けていますか。
木村遼さん、具体的な質問をありがとうございます。入力不備は現場で修正し、画面構造や認証の変更はシステム担当へ連絡する二段階にしました。まだグループ子会社A内の検証結果なので、「出荷実績のシステム転記」の次の測定値も追記します。
本社DX推進室から、近いテーマに取り組んだ経験を共有します。完全自動化を目指すより、例外だけ一覧にして人が確認する方式のほうが定着しました。今回の出荷実績のシステム転記でも、適用条件を一緒に残すと横展開しやすいと感じました。
鈴木健太さん、実例の共有ありがとうございます。ご指摘の点は今回も議論になりました。例外は無理に自動処理せず、理由付きの一覧で担当者へ戻しています。試行中の例外率は約6%でした。 「出荷実績のシステム転記」の横展開資料には、うまくいかなかった条件も追記します。
製造データ基盤と拠点横断のデータ活用の観点から拝見しました。共通部品を更新した際の影響範囲を一覧化すると、横展開後の保守事故を減らせると思います。特に「出荷実績のシステム転記」は結果だけでなく、変更前の判断基準も共有されると再利用しやすいです。
西日本工場でも「出荷実績のシステム転記」への関心があります。月間109時間を削減という効果が別拠点でも再現するか、まず少量データで比較してみたいです。使用した確認表や手順書で共有可能な部分があれば参考にさせてください。
DX事例の整理とグループ内ナレッジ共有を担当している立場から、運用負荷も気になりました。効果が出た期間の後に担当者が変わっても続くか、例外処理と保守時間を一か月ほど追うと、成功事例としての再現性がより伝わると思います。出荷実績のシステム転記の続報を期待しています。