小説の短篇のバラ売りをしてほしい
私があったらいいと思うのは、小説の短篇のバラ売りです。
例えば音楽に関して、昔はアルバムのなかのある一曲を手に入れたい場合、そのアルバム自体を高い値段で買わなければならず、はなはだ不経済的でした。しかし、今は配信のおかげで、たとえ新しく発売されるアルバムでも、その中の気に入った曲だけを買うことが出来ます。
しかし小説に関しては、ある短篇だけを手に入れたいと思っても、まとまった短篇集としてしか本屋では売っていません。もちろん、その短篇が過去に雑誌に載ったのならその雑誌を買えばいいのですが、バックナンバーは簡単には手に入らないし、どこにその短篇が載ったのかも分かりにくいものです。しかも雑誌だと他の記事や小説も一緒についてくるので、それも無駄です。
最近はせっかく電子書籍という形態が出来たのに、売り方は以前の印刷物と同様で、やはりその短篇集全体を購入しなければなりません。それでもすでにパブリック・ドメインになっていれば、夏目漱石や太宰治の短篇のように青空文庫というサイトで手に入るのですが、それ以外では不可能です。
例えば、私はミステリーが好きで、ロアルド・ダールの短篇など何度か繰り返し読んでいます。しかし、愛読しているのはそれほど数は多くなく、『あなたに似た人』という短篇集では、「おとなしい凶器」という作品と、もうひとつ「南から来た男」の2篇だけが面白く、あとの作品はどうということもありません。
ちょうど新訳版が出たので買い直したいとは思うのですが、できればこの2篇だけ手に入れたい気持ちです。それなのに短篇集という形で売るゆえに、その新訳版は書籍の場合、821円。電子書籍版でも745円もしてしまいます。
図書館でコピーを取るという方法もありますが、法律上問題がありそうですし、それにコピー用紙ではもう一度読もうという気になりません。
もちろん、作家側や出版社側では短篇のバラ売りなど利益が上がらないという考えなのでしょうが、もう発表から何年も経つ作品については考慮してもいいのではないでしょうか。
コメント
同意見 hiroyukiさん: 2016-11-01 16:46:10
私も小説をばら売りして貰った方が幾分読み易いのかな共、思っていますよ。
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いいアイデアです Ryoさん: 2016-11-01 19:45:57
それは本当にいいアイデアだと思います。音楽のばら売りがあるのだから、小説だってあっていいはずです。
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おそらく出来る 匿名さん: 2016-11-02 19:48:10
アンソロジー漫画なら短編で売り出されてる事もありますよ。
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賛成です 匿名さん: 2016-11-04 22:43:42
好きな作品だけを少しずつ集めたくなります。
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私も思ったことがあります。 みゆうさん: 2016-11-15 18:42:21
アンソロジーにも同じサービスが欲しいです!好きな作家さんの短編が、そのアンソロジーにしか入っていないことがよくあります。他の作家さんを知るには良い機会だとは思うのですが、面白くない場合のほうが多いんですよね。。。もし短編がバラで買えるならば、好きな作家さんの作品が集めやすくなるのは間違いないですね。
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応用で自分だけの短編集とか サティさん: 2016-11-16 07:08:15
私も短編集が好きなのですが「これは好きだけどこれはあんまり・・・」ってことは多々あります。
こんなサービスがあれば確かに嬉しいですね。
自分が好きな短編だけ注文して一冊の本にするとか、完全カスタマイズの本ができたら、すごくいいなあと思いました。
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バラ売り大歓迎です! imacoco1855さん: 2017-04-26 10:39:31
私もこれまで随分と小説を読んできましたが、やはり小説に収録された短編や長編のバラ売りがあると非常に便利に感じました。というのはやはり、ありていに「読みたい内容」だけを読みたく思うので、それだけが欲しいと強く思います。
なのでこんなサービスがあったら私もとても嬉しく、ぜひこんな サービスを考案して下さい!!
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