なんでも検定化サービス
書店を覗いてなんとなく目に入った検定の資料コーナー。
大学受験の分厚目の資料から、専門学校の資料、そして検定のパンフレットがある。
検定というと、ITパスポートのような固めの情報処理試験から、江戸検定みたいなニッチなものまで様々なものがある。
それらをパラパラ観ていて気づいたのは、それらの主催者ではなく、運営が日本出版販売という会社だったことだ。サイトはこちら。http://www.kentei-uketsuke.com/
面白いことに、語学のカテゴリーに該当検定がない。つまり、独自型の検定をする時に、この会社が運用をするということなんだろう。確かにノウハウが必要であり、手間がかかる。しかし、発行する賞状とかやることは似ている。試験運用もそうだし。それを主催者側でイチイチやるよりもやってもらったほうが早い。
面白い代行ビジネスだと感じた。
このような検定をすることによって、テキスト教材やその他学習商品の販売、コミュニティやファンの獲得や広報の機会となる。例えばいくら民間企業がやっているとはいえ、自社製品サービス買ってくださいでは誰も目にしてくれない時代となっている。
しかし、検定で学べますよというと、ちょっと違ってくる。やはり学習や学ぶというスタンスは好かれやすい。もっともそれによって自社の不利益にならないように設定されているなどと突っ込んだ視点もあるが、それはおいておいて、入り方や興味の幅も広がるのが面白い。
検定を代行するビジネスがあれば、どういう検定を受けると面白いかとか、ブランディング化できるかなどもアイデアの一つとなる。国民性にもよるが、資格っていうパッケージは古臭いイメージはあるものの、まだまだ強い。
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