小説の設定が多い時の対処法
なぜ小説の設定が多すぎるとまずい場合が多いのか。
それはもちろん読者が読むのを飽きてしまうからだ。
どうして飽きてしまうか。
それはここで語るのはやめておこうと思う。
何となく理解している方が大半だと思うからだ。
ごちゃごちゃ長く書いていればまずいのは、
本をたしなんできた経験からわかることだろう。
そして私は、その『何となくまずい』で十分だと考える。
それよりも大切なのは、設定が多すぎてしまった時にどう対処するか。
すべては面白い小説を書くために動く方がいい。
設定を削る
一番簡単に思いつくのは、設定を削ってしまうこと。
ごちゃごちゃして読みにくいという現実はどうしようもない。
作者本人がそう感じてしまっているのなら、その時点ではどう考えてもぬぐえないだろう。
本人がどうしたって納得できないだろう。
だから、簡単に単純に考えて、もっと分かりやすい設定にするしかない。
だから、ばっさり削ってしまえ。
それが一番の近道になる。
うんうんと悩み続けるよりはいい。
ごちゃごちゃしていればリアリティがでるわけではない。
分かりやすくてリアリティのでる設定が理想のはずだ。
さらなる高みを目指すことは、悪いことではないはずだ。
設定をストーリーに組み込む
もう一つ思いついた対処法は、設定をストーリーに組み込むことだ。
~を説明します、といった感じで、
会話の場面になってしまうと、どうしてもキャラが動かなくなる。
読者からすれば、キャラが口しか動いてなくて、場面をイメージするのが退屈になってしまうかもしれない。
だから、動きの中で説明する。
ぱっと思いつく例は、ファンタジーの戦闘シーン。
戦いながら仕組みを読者に教えられれば、退屈させにくくなるだろう。
ただし、注意しなければならないのは、
戦闘中なのだからのんきに会話しているわけにはいかない、
ということ。
仕組みを説明している暇はないのである。
だったらどうするか。
いくつか思いつくことはある。
・地の文で少しずつ説明する。
・戦闘の状況から、読者に想像させる感じでにおわせる。
・どちらかが瀕死状態になって動きが止まった時に、緊張感をもたせながら説明する。
とにかく大切なのは、退屈させないこと。
設定を多くしてはいけないのも、ただの会話パートで説明しないのも、
結局は退屈させないためである。
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