特色カラーなしでの蛍光色風発色・オンデマンド印刷の所感
投稿:きちこ
本当は特色蛍光イエローなどでビビッドな黄色を発色したかったのですが、小部数での発行だったため予算的に特殊装丁を盛ることが出来ず、工夫した一冊でした。
特色が出来ない代わりにイエローの飛沫部分をY100で発色したところ想像以上に鮮やかに仕上がり、CMYK値の微細な調整だけで大分発色を調整できるのだなあと勉強になりました。
蛍光インクを使えない分遊び紙を蛍光色にし、本全体の印象を鮮やかな印象に引っ張れればとアストロブライトを用紙に選びましたがこれもかなり効果があったように思います。
特殊装丁は箔押しに絞ったのですが、本編の内容に合わせ黒箔を検討していたのをやはり少し柔らかさが欲しくチャコールグレー箔にしました。
銀よりは落ち着きがありますが大きな面積に箔を施したせいもあり、想像よりもギラっと光るな、という印象はあります。もう少し温かみのある感じを想像していたのですがこれはこれで…という感じ。
モノクロ本文はマット感優先のオンデマンドでしたが、本当にテカテカとした印象がなくオフセットと比べても遜色ない仕上がりだと思いました。
表紙のカラー印刷はやはりオンデマンド特有のテカりがあるな、と感じますが、用紙のマーメイドにイイ感じにムラがでて厚塗りの絵が映えました。
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