表紙クラフトキャスト130kg
表紙について
クラフトキャストはクラフト紙版のファンタスやLKカラーといった紙で、片面がクラフト紙、片面がカラフルな光沢面に加工されています。
今回はクラフト面を表1・4側に、光沢面を2・3側で、カラーは黄色のハニーイエローを選択。遊び紙も鮮やかでありながら軽さと柔らかみを感じるポルカを前後で色違い(ソーダ・カカオ)にして使用しています。
【クラフトキャスト光沢面と遊び紙ポルカ(カカオ)】
画像の反射でもわかる通り、クラフトキャストの光沢面はかなりツルツルしていますが、よく見るとクラフト面の繊維質が見えています。
130kgという斤量が表紙に向くのか心配だったのですが、光沢面の加工のおかげかそこまで頼りなさは感じません。ただ、薄いのは確かで、めくりやすい反面折り跡が付きやすいような気もします。これはA5正方形裁断という加工とページ数(60ページ程度)のせいかもしれません。
また、今のところ反りなどは見られません。
本文用紙について
【オリンパスクラフト90kg/本文スミ(タイトル:ロゴたいぷゴシック・本文:源瑛こぶり明朝)】
今回もう一つ心配だったのは、オリンパスクラフトの可読性でしたが、字間や行間に気持ち余裕をもたせてみたところ、読みにくいとまではなりませんでした。
個人的には許容範囲ですが、もう少し太めのフォントの方がよりストレスなく読めると思いますし、1ページの文字数も増やせるかもしれません。
感想
以前から
・本文用紙にオリンパスクラフト
・A5正方形裁断
に憧れており、その両方を叶えた本を作るにあたって見つけたのがクラフトキャストでした。
クラフト紙にデザインするにあたり、フルカラー印刷の色数を抑えて三色刷り風にし、地の色を活かすデザインにしました。
凝ったデザインではないですが、個性的な紙のおかげでカジュアルでポップな雰囲気を出すことができました。
クラフトキャストはざらっとしたナチュラルなクラフト面をめくると鮮やかな光沢面が現れるというギャップが楽しいので、いろいろな楽しみ方ができる用紙だと思います。
薄さのためか使える印刷所は限られているようですが、カラーバリエーションも多くシチュエーションにあった色が使えそうだと思いました。
また、これは好みですが、繊維質の目立つクラフト紙にオンデマンド特有の印刷のテカリがのっているのもなかなかおもしろいです。
コメント
コメントありがとうございます もーずさん: 2023-08-11 03:22:04
デザインはレストランやカフェのメニューをイメージして作りました。初めて使う紙、初めての加工で戸惑うこともたくさんありましたがその分お気に入りの一冊です
お褒めいただきとっても嬉しいです。ありがとうございます!
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匿名さん: 2023-08-08 13:32:34
コメント失礼します!表紙超おしゃれでかわいいですね💘本文用紙も工夫されてて素敵です!
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