やや失敗?たぶんなかなかない刷り色とPP組み合わせ

投稿:もみこ  
ブックマーク 5

新書サイズ

カバー印刷 プリンパ

カバー用紙 トレーシングペーパー オンデマンド銀トナー印刷


本体印刷 プリントウォーク

表紙用紙 ビオトープ ベリーレッド

刷り色 オフセット白→オフセットメタルブルー→オフセット空 の上からオンデマンドホワイトトナー

加工 ホロPPプレーンの上から空押し

本文 グレーバルキーにオンデマンド空色


付属カード印刷 プリンパ

用紙 ディープマット ルージュ オンデマンド銀トナー印刷


「真紅の紙に雨みたいな空色で無理矢理色を出して、かつぬらぬら光らせたい」という思いからやりました。

印刷仕様は白押さえの上から青いインキ二種、それだけだと視認が悪いのでホワイトトナーを重ねてもらいました。

特殊紙に特殊トナーの上から特殊PPという組み合わせは剥がれリスクが大きいらしく、まず予定トナー面積で試し刷りと試しPP貼りを行ってもらい、OKが出てからの実行となります。(オフセット多色の試し刷りはお高いのでしなかったのですが……それが後の想定外となりました)


やや失敗?の理由ですが、オフセット白押さえが真紅の紙だとかなり薄い色になること知らなかったのですね!一枚目の画像で言うと、左端画像楕円の中は全面オフセット白インキで塗りつぶした上から画像を配置しているのですが「漠然と白っぽいピンクかな?」くらいで白面の意味はないことが伝わるかと思われます。一枚目中央の画像を見るように、真紅へメタルブルーの青を綺麗に出す用途へはじゅうぶん役立っているのですが……。

一枚目右端はカバーをかけたところです。銀越しに真紅と白トナーがメインで透け、青模様がうっすら見えるこの状態で頒布しました。


二枚目はホロPPプレーンの偏光に空押しの与える影響の詳細と、グレーに色刷り本文を使って天小口だけ擬似小口染を行った様子です。赤に雨のような青と「穴」で全てを統一しました。


三枚目は本文の様子と付属カードです。とにかく赤くて青くて穴の本になったので全体的には納得がいきましたが、オフセット多色刷りのイメージコントロールは慣れたいですね。


それにしてもオフセット印刷機で三回刷った上からオンデマンドトナー機に通しているはずなのに、楕円や背幅のズレが殆ど出ていない印刷所さん、凄いなー!

コメント

    まだありません。

    関連する投稿