猫耳型本の再版(新装版)と初版の比較

投稿:我棲  
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今回作ったのは4年前に出した猫耳本の新装版(再版)です。(写真の右が初版、左が新装版)


初版は猫耳型カットのセパレーション加工でした(前に投稿した初版の記事→https://theshare.info/smarks/itm_391

セパレ加工の小ロット印刷が厳しいため再版は諦めていたのですが、印刷装丁を変えて似たような見た目にできないかな?と試してみたのがこちら。もともと猫耳カットで見えていた遊び紙がクラフト系だったので、表紙をクラフト系にして猫耳カットのラインで白印刷に乗せてみたら、思った通り違和感なく初版のイメージを再現できました!


クラフトキャスト(裏面が鏡面光沢のカラー用紙)という珍しい紙を使ってみたかったというのもあり、見返し色はペールピンクを選択。表紙を捲ると寝ていた二人が目が開ける仕様を狙い、あえて遊び紙は入れませんでした。オプションとして新装版は角丸加工に変更。


仕上りを比較すると、やはり初版オフセットの方がハッキリと濃く鮮やかに印刷出ています。新装版のデジタルオフセットは濃度抑え目ながらも綺麗で、背景の肉球模様はのこのくらい薄くて丁度良かったかな~と思いました。本文はどちらも大差なく綺麗!(デジタルオフセの品質やっぱりすごいですね…)


あとよかった点は、クラフトキャストは若干薄手の紙なので、読む分には柔らかくて持ち易い。ページが少ないとやや強度が心配かもですが、厚みがあると読みやすくていい感じでした。

(A5/64P/デジタルオフセット印刷)

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