空き家レジリエンスについて

空き家レジリエンスとは、「売りたい人と買いたい人」・「貸したい人と借りたい人」が直接出会える不動産のマッチングサイトです。


一般的な不動産取引では、不動産仲介会社が間に入って交渉等を行います。


空き家レジリエンスでは募集から商談成立までをセルフサービスで行っていただきます。その後の聞き取りや物件調査、契約事務と重要事項説明については専門の宅地建物取引士が行い、取引の安全性は担保される仕組みです。



レジリエンス(レジデンスではありません!)とは、心理学の用語で「回復力」や「復元力」、「自己治癒力」を意味しています。もともとは誰かの役に立つため、必要だから生まれて存在した不動産。

アメリカでは家の寿命は100 年が当たり前。みんなで知恵を出し合うことで、空き家が自ら輝きだすかのような状況をつくりたいとの願いが込められています。


空き家課題は田舎の問題ではない

空き家課題というと、人口が少ない地方の問題と考えられがちですが、実は都会のほうが空き家の数は多いのです。最近の国勢調査に基づくデータによれば、もっとも空き家の数が多いのは東京都で、その他も大阪や神奈川などの大都市圏が上位を占めています。


また、田舎の空き家は都会からの移住先や週末を過ごすセカンドハウスとしての需要など、使用用途も考えつきやすく、自治体や地域のNPO 等からの手厚いフォローが受けられるケースも見られます。


しかしながら、都市部にある空き家は活用方法にも困るし、かといって解体したり残置物を処分するには費用がかかるしなどといった場合が多い傾向にあるものです。また、再建築不可物件や法令上の制限などといった理由から、さらなる困難に直面すれば頭をかかえてしまうことでしょう。


そんな都市部の空き家課題を、売りたい人・買いたい人・貸したい人・借りたい人。もっといえば、自治体や地域の人たちも巻き込んで、みんなで利用・活用方法をわちゃわちゃ考えていこうではないかというのが、この空き家レジリエンスのコンセプトです。


売主(貸主)と買主(借主)が直接交渉するメリット

不動産事業者で言うところの、いわゆる“営業活動”の部分をセルフサービスとすることで、売主や貸主が直接、その不動産に関する思い入れなどを伝えて、それを受け止めてくれる人を買主・借主として選ぶことができます。

一般的な売買取引では、売主と買主は引渡しのときに初めて会うというケースがほとんどです。また、賃貸物件に関しては不動産事業者任せで、入居から退去まで貸主の顔も名前も知らないということも多いのではないでしょうか。


たとえば、売主であればご両親から相続した家は、一般的な不動産市場ではただの古家でも、自身が子どもの頃を過ごした思い出の家だったりしますよね。そうした気持ちを直接伝えて、それを理解してくれる買主を自分で見極めることができます。

どうしても一般的な不動産取引では思いはあっても、営業コストの面から“安い物件(案件)”に人員や時間、お金を費やすことはできません。ですが、交渉や物件見学の手配などを当事者間にお任せすることによって、その問題もある程度はクリアできます。


空き家を厄介者から地域の希望に変える

都市部や住宅街の空き家は、田舎と違って広いところへポツンと建っているというケースはほとんどありません。ですから、リノベーションをしたり、不特定多数の人が出入りする可能性のある用途とする場合などには、地域の人々の理解と協力が不可欠です。


そうした理解を得る過程や結びつきを面倒だと感じる人もいるでしょうが、それが結果的には自分の財産にもなるし、地域活性化にもつながります。

とかく、空き家課題に関する議論は「厄介者をどうしていくか」という出発点から始まる後ろ向きなものになりがちです。空き家レジリエンスは、掲示板という場所を提供して、商談成立後の契約にかかわるだけでなく、空き家の利用や活用のための具体的なアイデアも一緒に考えてまいります。