【オンライン】IGES-JISE公開研究会「海外の森林保全とステークホルダーの協働」 

投稿:IGES国際生態学センター  
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日 時 2022年6月27日(月) 15:00~16:40

会 場 オンライン開催(ZOOM)※お申込みいただいた方に、後日、URLをお送りいたします。

参加費 無料(ただし、事前申し込みが必要)

主 催 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) 国際生態学センター(JISE)

共 催 認定NPO法人 WE21ジャパン

後 援 自然環境復元学会

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【内容】

【基調講演】

熱帯湿地林の保全と開発の課題-ステークホルダーの協働を探る

      鈴木 邦雄(IGES 国際生態学センター センター長)

【活動動告】

フィリピン・ベンゲット州鉱山開発跡地における村落再建と環境修復の支援活動-草の根プロジェクト10年の成果と課題

      園田 久美子(認定NPO法人WE21ジャパン 副理事長)

【調査報告】

「民」の視点でとらえる地域の森林資源 -調査から見えてきた住民在来知が意味するもの

      矢ケ崎 朋樹(IGES国際生態学センター 主任研究員)


【開催趣旨】

世界的な森林の減少や持続不可能な資源利用が懸念されるなか、地域レベルで森林保全に取り組むことが重要となってきている。とくに、土地・森林の劣化や開発などの課題を抱える途上国地域では、それら問題の解決・克服に向けて、森林保全や環境修復分野の技術支援に加え、開発により不利益を被った困窮者の生活支援が不可欠となっている。そのため、当該分野の専門技術を有する学術研究機関をはじめ、現地において豊富な活動経験を有する民間団体の役割とともに、森林分野のみならず、農業・教育等の分野から多様な主体(ステークホルダー)が連携して問題に対処していく“協働のアプローチ”を通して互いの力を発揮し、相乗効果をもって革新的な問題解決につなげていくことが期待されている。しかし、日本のステークホルダーによる民際*1の立場での海外活動については、分野・職種の異なる者同士での情報交流が十分になされていない印象があり、協働のアプローチを海外の地域のなかでどのように進めていけるのかは今一つの大きな関心事である。

本研究会では、マルチステークホルダー・プロセス*2の重要性に着目し、海外に活動サイトをもつ日本の研究者・プロジェクト担当者による現場実践の報告を基調としながら、海外地域における森林保全の協働のアプローチの糸口や進め方、それによる問題解決への道筋(過程)における諸課題について議論を深めていく。さらに、分野・職種を問わず、海外の森林保全に興味・関心のある方々との意見/情報交換を行い、互いの活動をさらに進めていくためのアイデアを共有し、各々の活動の“進化形”を探るきっかけとしたい。

*1: 国の立場や枠組みを超えた、民間(地球市民)として関わり合っていることを表す。ここでは、複数の国家・政府が各々の立場で関わり合う(狭義の)「国際」と区別している。

*2: 多種多様な関係者が対等な立場で参加・協力して課題解決に取り組む合意形成の枠組みを指す。

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