異物混入ポイントの工程監査を現場で実証|品質改善・不良削減の製造業事例で対象不良率を39%改善
品質保証部の橋本亮です。「異物混入ポイントの工程監査」は一度目のやり方では思うような成果が出ず、設計を見直したテーマです。今回は、最初につまずいた点と、品質改善・不良削減として現場に受け入れられるまでに変更した内容を中心に紹介します。成功結果だけでは判断しにくいため、検証に使った55件の記録も残しました。
当初の状況は、不良の記録は残っていましたが、発生位置や設備条件との関係をすぐに比較できませんでした。現場説明では理解を得られたつもりでしたが、実際の作業では例外が多く、担当者が従来手順へ戻る場面がありました。そこで利用率だけを見るのをやめ、使わなかった理由、途中で止めた理由、誰に確認したかを記録し、技術上の問題と運用上の問題に分けました。
再設計では、現物写真と判定理由をセットで登録し、週一回の短時間レビューで基準のずれを修正しました。全体展開をいったん止め、影響の小さい範囲で5週間の再試行を実施しました。毎週のレビューでは管理者が結論を決めるのではなく、実際に操作した人から改善案を出してもらい、次の一週間で一つだけ変更して差を確認しました。
見直し後は「対象不良率を39%改善」となり、確認漏れや再作業も26%減少しました。特に、例外時に手作業へ戻す基準を明確にしたことで、止まったまま放置されるケースが減りました。ただし、短期間の数字だけで成功と判断せず、担当者交代後も同じ結果になるかを追加確認しています。
現在も、設備条件だけでは説明できない変動が残り、材料と環境データを加えた再分析が必要です。今回の経験から、機能の多さより、やめる条件と助けを求める先が明確であることが定着には重要だと分かりました。改善履歴には採用しなかった案と理由も残し、次の担当者が同じ検討を繰り返さないようにしています。
似た不良を経験した拠点では、どのデータを追加すると原因特定が進みましたか。検査負荷を増やさず精度を維持する工夫も教えてください。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。人物や企業、内容は架空のものです。

コメント
設備保全、故障履歴、予知保全の観点から拝見しました。対策の有無だけでなく、再発確認日と確認者を必須にすると未完了案件を減らせると思います。特に「異物混入ポイントの工程監査」は結果だけでなく、変更前の判断基準も共有されると再利用しやすいです。
西日本工場で不良原因の見える化と再発防止を担当しています。「異物混入ポイントの工程監査」で対象不良率を39%改善という結果は参考になります。判定が分かれる境界品について、限度見本の更新と承認を誰が担当していますか。
吉田奈緒さん、具体的な質問をありがとうございます。品質保証部が基準を承認し、現場リーダーが月一回、現物とのずれを確認する運用にしました。まだ品質保証部内の検証結果なので、「異物混入ポイントの工程監査」の次の測定値も追記します。
東日本工場から、近いテーマに取り組んだ経験を共有します。不良名称の表記揺れを整理しただけでも傾向が見えました。分類ルールの統一は効果が大きいです。今回の異物混入ポイントの工程監査でも、適用条件を一緒に残すと横展開しやすいと感じました。
グループ子会社Bでも「異物混入ポイントの工程監査」への関心があります。対象不良率を39%改善という効果が別拠点でも再現するか、まず少量データで比較してみたいです。使用した確認表や手順書で共有可能な部分があれば参考にさせてください。