『繰り返し』は避けたほうがいいと、いくつかの具体例を用いて示す

投稿:静原認  
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小説の本文を書く上で、避けたいこと。

 

今回はそのうちの1つである、『繰り返し』に重きをおいて話したい。

 

なぜ『繰り返し』おなじ描写をするとまずいのかは、

単純に読者が飽きてしまうからだろう。

 

「これ、みたことある表現だな」

そう思わせてしまった瞬間、読者は物語の世界にひきこまれにくくなる。

 

100パーセントのめり込んでもらうためにも、

『繰り返し』はさけたいところだ。

 

では、具体的にどんな『繰り返し』があるのか、例を挙げていきたいと思う。

 

 

次の場面でもまったく同じ人物がでる。

 

題名の通りではあるが、次の場面でも同じ人物が出るのはこのましくない。

 

いや、同じ人物が出るのは構わないのだが、

 

例えば前の場面で、AとBがいたとして、

次の場面でも、まったく同じ、AとBしかでないのは読者を飽きさせる。

 

新たなキャラクター、Cを入れるか、AかBを抜けさせるか。

 

状況の変化を感じさせるために、やり取りをするキャラの組み合わせは変えるべきだ。

 

もちろん、絶対ではない。

しかし、次の場面でもまったくキャラを変えないのなら、

それなりの読者を集中させる面白さ、斬新さが必要になってくるだろう。

 

 

同じやり方で敵を倒す

 

あるファンタジーの物語の中に、中ボスとラスボスがいたとしよう。

 

主人公は物語の中盤で、聖剣を使って中ボスを倒したとする。

 

この瞬間、物語の作者は、

主人公に聖剣を使わせるというカードを切ってしまったと言っていい。

 

だから、ラスボスに対して、同じように聖剣でぶったぎった。

という展開にしてしまうと、興ざめになってしまうのだ。

 

要はこのやり方でも飽きる。

 

聖剣を覚醒させるか、ヒロインと協力して倒すか。

 

そういった違う工夫がいる。

 

ただ、気を付けなければいけないのは、ちゃんと読者が『違う』と感じられるようにすること。

 

仮に、ラスボスを、聖剣を覚醒させて倒したのだとしても、

読者が「あまり変わってない」と思ってしまえばそれまでだ。

 

物語の状況を見極めて、例えば、

ヒロインの能力によって聖剣に魔力がこめられ、覚醒した。

 

そんなふうに、ストーリーが面白くなる展開を作り上げていかなければならない。

 

 

ファンタジーのボスキャラの覚醒にも注意

 

よくゲームなどで、ボスキャラが覚醒するシーンが出てくるだろう。

 

姿形が変形し、能力が変わる。

ゲームでそれをやると、脅威が増して、プレイヤーの心を震わせる。

 

しかし、小説だとただ姿形を変えさせるだけでは足りない。

 

ゲームと違って小説は読者にイメージさせなければならないから。

 

「その姿が変わることによって、いったいどれほどの脅威になるのか」

それを文中でしっかり伝わるようにしなければならない。

 

でないとやはり、

「戦闘が長いだけ」

と飽きられてしまうだろう。

 

ただの化け物が、覚醒して神(悪魔)の力を手に入れたとか。

無事では決してすまない恐怖を与えたい。

 

 

以前伝えた意思とまったく同じことを伝える

 

物語の前半で、ヒロインに「Aという理由で好きです」と告白したとしよう。

 

その時はなんだかんだで振られたが、

おたがいに徐々に絆を深め、

クライマックスで好感度が上がり、主人公はもう一度告白する。

 

その際に、同じ「Aだから好きです」といっても、あまりパワーがない。

 

中盤からクライマックスにかけて、

主人公にとってもヒロインの魅力が倍増しているはず。

 

それなのに、まったく理由が変わらなかったら、興ざめである。

それに飽きられる。

 

すこし具体例がありきたりすぎたが、

とにかく、キャラクターの本気の言葉、伝える意思は、一度きりしかできないということだ。

 

同じ言葉、意思を使えないということだ。

 

同じ言葉を使うにしても、「さらにより思いが深まった様」を伝えなければならない。

それはなかなか難しい。

 

 

回想シーンの連続

 

キャラクターを読者に感情移入させ、バックグラウンドを深めるために必要な回想シーン。

 

とても有効な手法だが、これも繰り返してはいけない。

 

ストーリーを過去にばかりもっていきすぎると、メインストーリーから大きく外れてしまう。

 

「早く本題にはいれ」

と読者に思われてしまうのだ。

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