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メゾンTH 4話前編 by白機

  
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「夜の森は冷えるねー」焚き火にあたりながら言う。夜の森を進むのは危険を伴う可能性アリなので火を焚いて一夜を明かしている。「あのさ〜起きるなら起きたら?」焚き火の反対側に声を掛ける。「...さっきのやつは?」「雨のこと?今は僕の中に引っ込んでるよ」「会うことはできないか?」「残念ながら一度でてから戻ると3日は出てこれないんだよね。だけど」座っている青年を一瞥してから言葉を続ける。「君に雨は殺せないよ」青年は一瞬キョトンとしてからニヤリと笑った。「殺すつもりだったらこの会話そっちのけで君を殺してるよ」どうやら僕と雨が一心同体だってことを知ってる模様。「じゃあなんのようだい?」「ソイツの...弟子になりたい」「......は?」「どうしても強くならないといけないんだ」何かしらの事情有りと。「あーいいよ」「君が許可していいものなのか」「いいんだよ。雨には言っとくから」焚き火に木を加えながら聞く。「名前は?」「龍」「龍ね、齢は?」「200は超えてる」異世界はなんでもありだな。「てか君、王都向かってるんだろ?こんな所でのんびりしてていいのか?」「いや暗い所やだし」「吸血蝙蝠が何を言う」

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