板型石膏巣

蟻濱。
2021/10/25
2024/11/8

ちょっと需要あるのか分かりませんが、風変わりな平型石膏巣を自作して実験的に2ヶ月ほど問題なく使用しているので紹介することにしました。


一見、何ら変わらぬ平型石膏巣ですが、その素材は職場で出た廃材の石膏ボード(プラスターボード)の表面の紙を除去したモノになります。


何故わざわざ石膏ボードで実験しているかといいますと、以下の利点と使用目的があるからです。 


利点

・板に成形済みで厚さは均一。サイズも選べるのでケースに合わせて選んで切れば平型巣として使える。

・水を含むと彫りやすいので彫る派の方は楽しめそう?

・ホルソーなどの工具で丸く切り出せば、たとえば試験管や腰高シャーレといった理科実験用ガラス器具などの円形容器の間仕切りとしてや多階層的な石膏板巣を手軽に創作できる。

・輸送費はかかるが単価自体は安い。

・紙と糊剥がしが手間だが、そこで多めに仕込めば備蓄出来て使いたい時に濡らすだけで石膏巣が作れる。


※石膏ボード使用の問題と素材について

石膏ボードときくと、水に濡れた嫌気環境で硫化水素が発生する事が有名です。


調べてみるとその原因は強度を上げるために加えられた工業用デンプンや表面の紙と糊を硫酸塩還元菌が分解することが原因だと分かりました。


ならば燃えない補強材を使っているであろう耐火ボードならどうだろうか?と考え、メーカーカタログの製品認定書の組成欄を調べた結果、補強材にデンプンではなく無機繊維とバーミキュライトが使われている製品を発見。


表面の紙と糊さえ剥がせれば使用できそうだと踏んで、この度の巣を製作しました。


ちなみに使用した石膏ボードは吉野石膏のタイガーボード タイプZです。


紙と糊は数時間水に浸ければ指先やカッターの背で擦ってとれます。


加工は水に漬ける前であればカッターで切れ目を入れて折ります。水から出したモノはダイソーの目の細かいノコギリを使いました。水に漬けた後なので、サクサク切れます。彫るにも程よい柔らかさでした。


水分はやや過多でしたが、室内干しで翌日には程よく乾き、模型用硬質石膏と大してかわらない表面となったので試しにアシナガアリを飼育しています。


懸念すべきは硫化水素の発生ぐらいですが今のところ蟻は問題なく増えているので、こちらに投稿することにしました。


表面の紙と糊はカビを防ぐうえでも入念に取る事がポイントです。


以上、長くなりましたが石膏ボードを使用した板型石膏の投稿でした(^^)



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