アームホールの引きつれをパターン修正で改善した事例
ノースリーブワンピースの試着で、腕を下ろしたときにアームホール前側から胸へ斜めのしわが出ました。縫製のいせ込みだけでは直らず、パターンと芯地、縫い代の処理を確認して改善しました。
発生状況と調べたこと
前身頃のアームホールが体の厚みに対して浅く、肩先も外側へ出ていました。さらに見返しの芯地が硬く、縫い代を押し返していました。縫製担当だけに修正を依頼すると形が安定しないため、設計と仕様を同時に見直しました。
確認したポイント
- 試着写真でしわの始点と向きを確認する
- 肩幅、胸幅、アームホール寸法を関連して見る
- 見返しの芯地と縫い代の厚みを確認する
- 修正パターンには変更量と理由を記録する
対応と結果
肩先を内側へ移動し、前側のカーブを調整したうえで、柔らかい芯地へ変更しました。二回目のサンプルでは腕の動きも良くなり、しわが目立たなくなりました。
コメントで聞きたいこと
同じような斜めじわが出たとき、パターンと縫製のどちらから確認するか、判断の目安を聞きたいです。
パターンと仕様の立場では、設計値と縫製工程の両方を確認します。今回の「アームホールの引きつれをパターン修正で改善した事例」と似た事例でも、素材や用途が違えば同じ対策が使えるとは限りません。条件を比べられる記録を残し、次回生産で効果を確認します。
写真には全体像、発生位置、拡大の三種類を用意し、必要なら物差しを添えます。共有時はブランド名、工場名、品番、伝票番号を隠し、関係者を特定できない状態になっているか別の担当者も確認します。
対策後は初回品だけで安心せず、ライン開始時、作業交代後、終盤の品を抜き取ります。「修正パターンには変更量と理由を記録する」も確認表へ入れ、次の生産でも同じ条件が守られているかを見ます。
補修できるかどうかと、そのまま出荷できるかどうかは分けて考えます。補修によって色、風合い、寸法、強度が変わる可能性もあるため、処置後の製品をもう一度検品して判定します。
関係者への連絡では、発生した事実、影響する数量、出荷への影響、現在の仮説、次の確認担当を短く整理します。結論が出ていない段階でも、止める範囲と回答期限を共有すると対応が遅れにくくなります。
この投稿の絞り込み条件は「改善・再発防止事例」です。似た症状でも製品用途や素材が違うと適切な対策は変わるため、コメントでは使用素材と発見工程を添えていただけると比較しやすくなります。
再発防止の効果は、不良がゼロになったかだけでなく、発見工程が前へ移ったか、補修時間が減ったか、判断のばらつきが小さくなったかでも確認します。数回の生産を追い、対策が形だけになっていないか見直します。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。

コメント
コメント
縫製だけへ修正を頼むと、現場で無理にいせ込んで別のしわが出ることがあります。パターン変更量、芯地、縫い代処理を一枚の修正表で指示した点が参考になります。
※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。