９／６～１１「フェミニズムとクィアの視点から近代スポーツと身体を考える」全5回【ベーシック講座第3弾】

通報 0

ベーシック講座　第3弾

フェミニズムとクィアの視点から近代スポーツと身体を考える

講師：井谷　聡子（いたに　さとこ）

＜概要＞

スポーツは私たちの身近にあって、多くの人が学校体育や部活動、メディアや趣味を通じて経験します。このように、近代スポーツは国家や企業による支援と切り離せない関係にあるにもかかわらず、スポーツとは何か、どのように家父長制や異性愛主義、ナショナリズムやレイシズムと関係しているのかについて学び考える機会は多くありません。本講座では、近代社会と国民国家の成立・発展のプロセスにスポーツがどう関わっているのか、スポーツの構造に社会のジェンダーとセクシュアリティの規範がどう関係しているのかについて考えます。またこれらの議論を踏まえた上で、近代スポーツの最高権威ともいえるオリンピックの問題について考えます。

■日程 / 各回テーマ

第1回　2022年9月6日（火）19:00~21:00　「近代社会と国家、スポーツの関係」

第2回　2022年9月7日（水）19:00~21:00　「『男らしさのアリーナ』と同性愛嫌悪」

第3回　2022年9月8日（木）19:00~21:00　「〈体育会系女子〉のジレンマ」

第4回　2022年9月10日（土）14:00~16:00 「性別二元制と女性身体の監視」

第5回　2022年9月11日（日）14:00~16:00 「オリンピック問題を考える〜フェミニズムとクィアの視点から〜」

■講師プロフィール：井谷　聡子（いたに　さとこ）

2015年トロント大学博士課程を修了（Ph.d）。現在、関西大学文学部准教授。専門はスポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究。著書に『〈体育会系女子〉のポリティクス　―身体・ジェンダー・セクシュアリティ』関西大学出版部（2021）、訳本にヘレン・ジェファーソン・レンスキー（著）『オリンピックという名の虚構』（2021）、ジュールズ・ボイコフ『オリンピック　―反対する側の論理』など。これまでスポーツにおける性別確認検査やトランスジェンダーの人のスポーツ・運動経験について、またオリパラなどのスポーツ・メガイベントがもたらす社会問題についての調査と反五輪運動に関わってきました。現在は、ジェンダーやセクシュアリティに基づいた抑圧から少しでも解放される場、世界と少し異なる関係を見出す場としての運動やスポーツ、アウトドア活動の実践や可能性に関心があります。

■講座要項

最低開講人数：15人

チケット代：１コースあたり通し券15000円

学生／2022ふぇみ・ゼミ寄付者　12000円

■開催方法

会場×オンラインのハイブリッド開催決定！

◎申込み・詳細　https://b3fz2022.peatix.com/

■お申込み締め切り

・お申し込みの締め切りは9月11日（日）13:00（第5回の講座開始1時間前）です。

・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信でご覧ください。

＜ベーシック講座とは＞

ジェンダー、フェミニズムを学ぶ際に見落としがちな、人種、民族、階級などのマイノリティ差別の問題。