7/3スタート!宋連玉さん「フェミニズムの視点からの在日朝鮮人史-家父長制・性差別・植民地主義」全5回【ベーシック講座第4弾】

投稿:ふぇみ・ゼミ~ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール  
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【ベーシック講座 第4弾】 

「フェミニズム視点からの在日朝鮮人史ー家父長制・性差別・植民地主義」

講師;宋連玉さん


  日 程  ※時間は全て19~21時

第1回 2023年7月3日(月)19:00‐21:00 「紡績『女工』から始まる前史」

第2回 2023年7月10日(月)19:00‐21:00 「見えない破片;在日朝鮮人のジェンダー構造」

第3回 2023年7月24日(月)19:00‐21:00 「活字に表象される女性たち;母、個としての女、オリエンタリズムのまなざし」

第4回 2023年7月31日(月)19:00‐21:00  「映像のなかの女性たち」

第5回 2023年8月7日(月)19:00‐21:00 「反植民地主義を生きるとは?」


  概 要 


身近にいる(だろう)在日朝鮮女性の姿は今日では十人十色どころか百人百色で決して一様ではない。

既婚者の場合、配偶者が日本人というケースが多数を占める現状にある。かつて在日朝鮮人は60万人といわれたが、ポジティブに捉えたら在日朝鮮人にかかわりを持つ人々が増えていることになる。しかし関係性をポジティブにするためには、直接、間接の経験、その記憶の破片をジグソーパズルのようにつなぎ合わせる作業が必要である。破片が磨滅したり、消えてしまう前に、当事者のみならず、関係者の記憶の歴史的意味を知る必要があろう。この歴史的意味を知るために、植民地主義という認識枠を用いたい。「民族」に関わることを強烈に記憶するのも、記憶を疎むのも植民地主義のなせるわざである。

在日朝鮮女性が個別に経験した家父長制や性差別と植民地主義との関係性、それらがどこまで普遍性をもち、分ちあえるものなのか、5回の講座でともに苦憫する場、時間として過ごしたい。


  開催方法 

第5回オンライン開催

(全回とも後から配信あり)


  講師プロフィール 

宋連玉さん

日本の「戦後民主主義教育」のもとで受けたシビアな民族差別、大学卒業後に歴史を学ぶために向かった70年代の韓国で「民族主義」に疎外された体験、そこから民族主義、近代主義、反植民地主義について考える心の旅を続けている。

「民族主義」を内面化しようと努力した一時期からすると、個人的にも、私個人を取り巻く環境も世界情勢もずいぶん変化したが、個人的体験を社会に繋げ、生かす道をともに考えたいと願っている。身近に「いじめ」に苦しむこどもとも、社会の不条理を是正したいと願う若者とも、対話する機会があれば幸甚である。

<講師おすすめ書籍>

1.朝鮮人女工のうた(金賛汀)岩波書店、1982年

2.私という旅(鄭瑛恵)青土社、1999年

3.由熙 ナビタリョン(李良枝)講談社文芸文庫

4.金江のおばさん(深沢 潮)

5.家の歴史を書く(朴沙羅)ちくま文庫


  参加費 

5回セット価格

・一般 16,000円

・学生/寄付者(5,000円以上) ¥13,000


  申込み 

https://b4fz2023.peatix.com/

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