「包括的エクササイズにおけるピラティスエクササイズがもたらす効果」に対する研究協力のお願い

八田有洋
2025/7/17
2025/7/17

本研究は、健康な成人の方を対象に東海大学「人を対象とする研究」に関する倫理委員会の承認のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますのでご協力をお願いいたします。

この研究を実施することによる参加者の方への過大な負担はありません。

また、参加者の方の個人情報の保護については細心の注意を払います。


1.研究目的

これまでにウォーキングやジョギングなどの有酸素性運動が生活習慣病の予防と改善に効果があることが確かめられています。また、ピラティスは身体運動の強さを低強度から中等度まで柔軟に調整できるため、女性や体力の低い方、中高年者など個々の体力に応じて安全に実施できるエクササイズです。

包括的エクササイズとは、有酸素性運動と筋力トレーニングなど複数のエクササイズを総合的に組み合わせたエクササイズであり、主に中高年者を対象に介護予防を目的に実施されてきました。

そこで、本研究の目的は包括的エクササイズにおけるピラティスエクササイズが及ぼす身体的効果を明らかにすることです。


2.研究協力の任意性と撤回の自由

研究への参加は自由意志に基づいており、あなたはいつでも中止することができます。参加の拒否や中止によってあなたに不利益が生じることは決してありません。

研究への参加に同意した後でも不利益を被ることなく、いつでも同意を撤回することができます。ただし、研究成果を公開した後は同意を撤回することは実質的にできません。


3.研究方法・研究協力事項

研究実施期間:倫理委員会で承認された日から2026年3月31日まで

研究実施場所:東海大学湘南キャンパス15号館6階623、624実験室

研究方法:運動習慣を持たない健康な成人(最大10名)を対象に研究を行います。参加者を2つのグループに分け、一方のグループ(ピラティス群:5名)には週2回自転車運動とピラティスレッスンを組み合わせた包括的エクササイズに5週間参加していただきます。もう一方のグループは比較のための対照群(5名)であり、同時期にピラティスエクササイズの替わりに、週2回自転車運動とストレッチングを組み合わせた包括的エクササイズに5週間参加していただきます。ピラティスの効果を評価するため、エクササイズ参加前と参加後にピラティス群と対照群の両グループで体組成、体幹機能、柔軟性、基本的な動作能力などの測定を行います。その後、5週間の運動を行わない休止期間を経て、ピラティス群であった方は対照群として、対照群であった方はピラティス群として再び週2回の包括的エクササイズに5週間参加していただきます。ピラティスの効果を評価するため、エクササイズ参加前と参加後にピラティス群と対照群の両グループで体組成、体幹機能、柔軟性、基本的な動作能力などの測定を行います。研究期間は、最初の介入期間(介入前後の測定含めて7週間)+休止期間(5週間)+最後の介入期間(介入前後の測定含めて7週間)の約19週間です。毎回のエクササイズの前後で気分・感情評価を行います。


※測定及び気分感情評価について

測定内容は、身長、体重、体組成(体脂肪量、筋肉量など)、体幹姿勢時間、柔軟性(長座体前屈)、基本的な動作能力(ファンクショナルムーブメントスクリーン:FMS)です。FMSは体の痛みや筋骨格系の疾患がない人を対象に7つの基本的動作の能力を評価するスクリーニングテストです。測定に要する時間は準備を含めて30分程度です。

また、毎回の運動では、運動の開始時と終了時にその時の気分を評価する質問紙(選択回答)に回答していただきます。この質問紙の回答に要する時間は1〜2分程度です。測定内容の詳細につきましては、連絡先までお問い合わせいただければ、説明をさせていただきます。


4.研究対象者にもたらされる利益および不利益

本研究におけるピラティスエクササイズに参加することで体幹の筋力及び柔軟性の向上のような健康上の利益が想定されます。ピラティス運動の継続が体幹部の筋量と筋力増加など良い効果があることが証明されれば、健康的な日常生活を送るための運動プログラムとして応用することが期待できます。

本研究で行う自転車運動、ピラティス、ストレッチング運動は低強度から中等度の運動強度であり、障害発生の危険性は極めて低いものです。ただし、ピラティス運動の実施に伴い軽度の疲労や筋肉痛が生じる可能性がございます。

運動介入研究及び測定は温度調節や換気を適切に実施した屋内空間で適宜休憩を取りながらおこないます。また、怪我や体調不良が認められるなど研究者の判断で参加を中止して頂く場合がございます。


5.個人情報の保護

研究で得られたデータは,平均値等あなたの氏名等個人が特定できない形で集計処理を行います。

本研究においては,次の個人情報を取得させていただきます。

  1. 性別、年齢、身長、体重、体組成
  2. 氏名、連絡先、電話番号、メールアドレス
  3. :研究対象者全体の身体特性を記述するために必要な情報です。
  4. :研究参加を辞退された場合に個人を特定しデータを廃棄するために使用します。


あなたの計測データ及び個人情報は、匿名化して誰のものかわからないようにします。ただし、ピラティスの効果や測定結果を評価する必要があるため個人情報と測定結果を連結させた対応表を作成します。


6.参加者本人の結果の開示

ご自身の計測データについて確認・質問されたい場合は、ご本人から研究代表者へお申し出ください(10.問い合わせ先を参照してください)。


7.研究成果の公表

本研究が今後の研究の一助となることを期待して、国内の学会発表や修士論文、研究論文誌を通じて公開する予定です。その際は、匿名化されたデータを用いた公表となるため個人が特定されることはありません。


8.研究終了後の試料取扱の方針

研究で得た個人情報等の情報は、研究機関内で適切に保管・破棄します。また、それらの情報は本研究以外の目的に使用されることはありません。


9.費用負担及び利益相反に関する事項

本研究は大学の個人研究費を使用して実施し、参加者に費用をご負担いただくことはございません。また、本研究は特定企業等との利益相反はございません。


10.問い合わせ先

● 研究責任者

八田 有洋(東海大学体育学部生涯スポーツ学科 教授)

メール:hatta @tokai.ac.jp