集合住宅の排水音を減らした改修事例|配管支持と防音対策
井上浩二
2026/8/18
2026/8/18
会員の皆さん、こんにちは。井上浩二です。地域の給排水設備工事会社を30年経営しています。実務で気になった点を整理しました。
背景と目的
夜間に上階から聞こえる排水音について、壁を全面解体せずに原因を絞って対策しました。
住民への聞き取りから、洗濯機の排水時だけ音が大きいと分かりました。点検口から確認すると、立て管が壁下地へ接触し、振動が広がっていました。接触部を離して支持金具を調整し、必要な範囲だけ吸音材を追加しました。対策前後は同じ時間帯に試験排水を行い、室内での聞こえ方を住民と確認しています。
結果だけを見ると簡単に解決したように見えますが、実際には測定、仮説、試行、確認を繰り返しています。途中で外れた予想も含めて共有します。
配管材、使用年数、過去の修理を設備台帳で調べます。壁や天井で隠れる部分は、閉じる前に勾配、支持、接続を写真で残します。
関係者によって持っている情報が違います。設計者、施工者、管理者、利用者が早い段階で条件を出し合うと、後からの手戻りを減らせます。
対策後は一度で完了とせず、短期と季節が変わった後の二回で確認します。期待した効果が出なければ、前提条件から見直します。
会議では問題点だけでなく、誰が何をいつまでに確認するかを最後に読み上げます。次回の冒頭で結果を確認すると、話し合いが実際の改善につながります。
確認したいこと
- 発生する部屋と時間を地図にする
- 複数の器具で試験排水する
- 配管と建築下地の接触を見る
- 対策後に住民の感想を確認する
費用と安全、使いやすさを両立するために工夫したことがあれば、ぜひ意見をお寄せください。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。

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