12/11(水)茨木尚子さん「当事者主体の社会福祉政策とその運営のあり方を考える―障害者制度改革の『中の人』としてかかわった経験をもとに―」
社会福祉実践では、「当事者主体」「利用者主体」という用語が長く使われてきた。しかしそれは実際にはどのように実現してきたのであろうか。民主党政権下の障害者制度改革では、障害者自立支援法の違憲訴訟を経て、当事者主体の新たな政策検討が模索された。論者は、その中で新たな法律の検討をおこなった福祉部会の委員として検討に加わった。しかし現時点で障害者総合支援法は、障害当事者が希望する内容への変革には至っていない。とりわけ脱施設政策については政策として具体的に盛り込むことはできなかった。一方で、その検討プロセスは、当事者参画という点で意義あるものでもあった。今回はこの検討プロセスを事例的に取り上げ、福祉政策における当事者主体とは何かについて議論を深めたい。
日程 12/11(水)19:00~21:00
予約 https://2024femizemiu30.peatix.com/view
対象 U30(全8回講座)
講師 茨木尚子(いばらき なおこ)さん
早稲田大学卒業後、東京都内で公務員として障害者福祉の現場で働く。明治学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程前期修了(社会学修士)。1996年より明治学院大学教員。障害者自立生活運動に1980年代よりかかわり、いくつかの自立生活センターの運営委員をしながら、障害当事者運動を研究してきた。当事者主体の社会福祉、またその政策策定のあり方について、実践研究してきた。
推薦図書:
大熊由紀子、尾上浩二、茨木尚子共編著『障害者総合福祉サービス法の展望』(2009)ミネルヴァ書房
坂本いづみ、竹端寛、茨木尚子他共著『脱いい子のソーシャルワークー反抑圧的な理論と実践』(2021)現代書館
講座概要 「ふぇみ・ゼミU30」(全8回講座)
性差別はむかつくけど、自分の経験はジェンダーだけでは表せない気がする。ジェンダーって自分の生き方とどう結びつくの?自分の大学に、ジェンダーの授業がない!社会人になったけど、やっぱり仲間と一緒にジェンダーやフェミニズムを学びたい!こんな風に思っていませんか?
ふぇみ・ゼミは、フェミニズムはジェンダーだけでなく、民族やセクシュアリティ、障害など様々な差別に同時に目を向けなくてはならないと、インターセクショナリティ(差別の交差性)の考え方で講座を開催しているゼミナールです。若い世代が対等な仲間とフェミニズムとは何か、差別とは何かを学び、社会変革を目指す場です。
チケット
https://2024femizemiu30.peatix.com/view
「ふぇみ・ゼミU30チケット(8回分)」
・学生 8,500円
・一般(年齢制限あり)16,000円
※ゼミは継続によって積みあげていくものです。一年を通してご参加いただくよう、1回券は設けておらず、年間チケットのみとなります。
「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」
・学生 22,000円(講座1回あたり709円)
・一般 37,000円(講座1回あたり1,230円)
※「ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート」をご購入いただくと、ふぇみ・ゼミU30に加え、ふぇみ・ゼミが開催する他の講座(2023年度実績では20回以上の講座)に追加料金なしで参加できます(一部対象外のものもあります)。詳しくは、申込サイト・HPをご覧ください。
開催方法
・会場にお越しいただく現地参加か、zoomでのオンライン参加よりお選びいただけます。
※ 対面会場については、感染拡大の状況などにより変更の可能性があります。各開催日1週間前をめどに会場参加のご希望を伺いますので、直前のお知らせをお待ちください。
・会場:赤羽周辺
・zoomURLは、講座当日のイベント開始1時間前を目安にお送りいたします。
お申込み締め切り
・お申し込みの締め切りは2025年2月12日(水)21:00までです。
・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信でご覧ください。
・zoomでのリアルタイム参加を希望される方は開始時間の1時間前までにはお申込みください。それ以降の直前のお申込みには対応できないことがあります(その場合、後から配信でご覧ください)。
お問い合せ
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス: https://femizemi.org/
申し込みサイト: https://peatix.com/group/7235540
寄付サイトSyncable: https://syncable.biz/associate/femizemi/
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