2/19〜梁・永山聡子さん「韓国ドラマから見る社会運動・フェミニズム・インターセクショナリティ」(全5回講座)
- 場所:東京都北区赤羽南2丁目4-7鷹匠ハイツ403
1990年代からの韓流ブームは、日本を中心に全盛期と氷河期を繰り返しながら今日まで継続している。現在は、コロナパンデミック中から過去最高の盛り上がりをみせていると言われ、アジアだけでなく、世界中で韓流ブームが起きている。日本では、エンターテイメントや食文化だけでなく、インテリアやライフスタイルなどにまで波及し、特に2000年代以降生まれの若者の日常生活にはなくてはならない存在となった。そのような韓流ブームを牽引しているコンテンツが「韓国ドラマ」である。
本講座では、多くの視聴者を引きつけ続ける韓国ドラマについて、ドラマ制作の構造と変化、現実の社会運動の展開とドラマの描かれ方、制作現場の変化などについて、社会運動とりわけフェミニズム運動の展開、社会構造の変化(政治・法律・慣習など)とドラマ作品やドラマのシーンを関連つけながら紹介していく。また、在日朝鮮人フェミニストである講師の韓国社会での経験/日本での韓流ブームの経験、韓国のフェミニズムを研究し、韓国での社会運動の経験なども織り交ぜる。
韓国ドラマが大好きな方は韓国ドラマの魅力を再発見し、韓国ドラマに馴染みない方には、社会変革の教科書としての魅力が伝わるような講座にしたい。
予約・詳細 https://unei2.peatix.com/
講師 梁・永山聡子さん
(社会学者、ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員、成城大学グローカル研究センター)
小学生時代からテレビドラマが大好きで脚本家に憧れた時期もあり、2000年から現在まで継続的に韓国ドラマを視聴している。専門は社会学・ジェンダー・フェミニズム研究、社会運動論、朝鮮半島の歴史と社会運動。
最近のテーマ、韓国エンターテイメントとフェミニズムの関係を研究:「ドラマ作品がフェミニズム化するとき」『ハッシュタグだけじゃ始まらないー東アジアのフェミニズム・ムーブメント』(大月書店 2022)、韓国のフェミニズムと社会変動を研究:「なぜ韓国社会は戸主制/戸籍制度を廃止したのかー被植民地秩序、家父長制解体をめざす市民の連帯から学ぶ」反差別国際運動(IMADR) 編『戸籍』(部落解放出版、2023年)、韓国の#Metooを研究「陣営理論と加害者の自死を乗り越えて― 朴元淳前ソウル市長の威力による性暴力事件」『月刊 部落解放』(部落解放出版、2023年6月号 839号)などがある。
日程・各回テーマ (毎週月曜19:00‐21:00)
第1回 2月19日「韓国エンターテイメント業界とフェミニズムー作品、制作者、視聴者」
第2回 2月26日「社会変革の教科書としてのドラマー民主化運動と政治、植民地と朝鮮時代の描き方」
第3回 3月4日「現実なのか?理想なのか?女性問題・ジェンダー平等ーロマンティックラブイデオロギーと女性の描き方」
第4回 3月18日「#MeTooの激震ーフェミニズムがテーマからなくてはならない思想へ
第5回 3月25日「グローバルフェミニズムとインターセクショナリティの間でーセクシュアルマイノリティ・性暴力の描き方」
※第1~4回はオンライン。第5回のみハイブリット開催。
チケット
・5回通し券 (一般)/16,000円
・学生・ふぇみゼミ寄付者/13,000円
・ふぇみゼミU30受講生/8,000円
お申し込みの締め切りは 4月1日(月)23:00までです。
お申込み時点ですでに終了している回につきましては、後から配信でご覧ください。
お問い合わせ
ふぇみ・ゼミ事務所 〒115-0044 東京都北区赤羽南2丁目4-7鷹匠ハイツ403
メール femizemi2017@gmail.com
HP https://femizemi.org/
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