メゾンTH 酒

落葉
2021/8/14
2021/8/14

(⚠全員16歳となった世界線です)

暇だな…。


あー、仕事終わり。しんど…


次はどこ行こうかな…。

「「「ん?」」」

3つの方向からそれぞれのメンバーが集った瞬間である。

「旅人さんと情報屋?何故ここに」

「仕事終わらせたから帰ろうかな、と。そう言う小説家は?」

「暇だったから外歩いてた。まだ補導勧告はされてない」

「あー、見た目か…。俺も多分お二人と同じ感じよ。義賊くんとか鍛冶屋を家に置いてきてるけど」

「…今何時かな」

「あ、俺時計持ってるかr」

「午後10時24分」

「「ゑ?」」

「多分合ってる」

「…マジじゃん、小説家、リアル体内時計持ってる?」

持ってないわ。

「うーん…折角会ったんだし、どっか行ってみる?」

あ、普通にその提案賛成。

「俺はお二人がいいなら何処でも」

旅人さん心広すぎんか?


「ここでいいかな?」

「おー、流石情報屋。ここも知ってるんだ」

「まぁね。…あれ、小説家?」


「…何処だよここ!」

完全に迷子だ。あの人たち足速すぎるだろ。俺の歩幅に合わせてくれ(暴論)。


「はぁ…着いた」

「いくら何でも方向音痴すぎない?」

「…とりあえず店入ろうぜ」


内部は至って普通のお店のようだ。あっ、酒売ってるのか。ここ。

「小説家って酒飲める?」

「飲んだ事ない。まず最近16歳になったばかりだし」

「旅人は?」

「強いって程ではないけど、まあ飲めるよ」

「よし、じゃあ飲もうか」

ゑ?てか俺の見た目は大丈夫なのか?


目の前に酒瓶が置いてある。これを3人で飲むのだろうか。

「はいはーい、小説家は初めてって事でちょっと少なめにしとくね」

いや勝手にグラスに注ぐな。…少なめとは。

「まあ、酒は慣れれば美味いよ。小説家さんも大丈夫さ」

旅人さんの助言があまり頼りにならないのは気のせいだろうか。

「かんぱーい」

後ろの席で「リンパーイ」と聞こえたのは気のせいだろう。多分。


「…でさぁ、あの担当俺が折角書いた原稿読まずにOK出したんだよ!?」

「え、それっていい事じゃないの?」

「いやいいんだけどさ…せめて内容読んでほしかったんだよ!俺が時間かけて書いたあの長編を5秒で終わらせたんだぞ!?そりゃ泣きたくなるわ!(泣)」

「あはははっ!いやー大変だったね!あははっ!」

「なんで笑うんだよぉ!俺が…俺が…」

「小説家さんは泣き上戸、情報屋は笑い上戸か…これは面倒だな」


「もうやだぁ…帰りたくない…」

「はははっ!じゃあ私の所来る?」

「とりあえず落ち着け!」


もう酒は飲まん。


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