メゾンTH By白機
投稿:白機
どうも白機です。今日は竜人族が住んでる街に来ています。
「やっぱ落ち着く」
フードを被り人混みをぬって歩く。今日、僕がここに来たのは言うまでもないかもだけど情報集めのためだ。とりあえず酒場に入る。酒場は色んな人が集まり会話をする場所でもあるので情報集めにはもってこいなのだ。隅の席に座り適当に飲み物を頼む。そしてあたかも休んでいるかを装って情報集めもとい盗み聞きを始めた。–グラスの飲み物がなくなる頃にはかなりの情報が集まった。短時間にしては中々かな。そう思い席をたとうとした時だった。
「なぁあの噂知ってるか?」
『噂』その言葉が僕の耳に入った。話してる人物をチラリと見る。風貌からして竜人族の人だろう。
「噂?」
そうもう片方–こちらは多分鬼人族が竜人族に聞いた。
「まず...竜王って知ってるか?」
「なんだそれ?一族の長か?」
「そうそう。太古に生きていた竜のことでバカみたいに強いんだ」
「そうなのか。で、それがなんなんだ?」
「その竜王の血族が生きているって噂があるんだよ」
「血族なんて普通にいるもんだろ」
「いや竜王の血族はかなり昔に滅びてるんだ」
「へ〜、なんでそんな噂が流行ってんだよ」
「俺も風の噂で聞いただけだから元は知らない...ま、噂だ噂。まず実際に居たってそれが何かだ」
「だな。それよりさ...」
そこからは全く別の話題に移ってしまったため今度こそ席を立ち酒屋を出た。
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