アカヤマアリ Formica sanguinea の飼育環境
私が去年の8月から飼育しているアカヤマアリの
飼育環境についてご紹介します。
アカヤマアリは、飼育している人の情報が少なく、
いろいろ手探りでしたが、今のところワーカー誕生までには至っています。
良ければぜひ参考にしてください。
(新女王からの飼育なので、コロニー採集をしたいと思っている人は参考にすることを
おすすめしません。)
採集方法
アカヤマアリは8月ごろ結婚飛行を行う種です。
生息地が800メートル以上の山地なので、新女王の採集は運が良くないとできません。
私は山にキャンプへ行ったときに、たまたま近くの公園で見つけたものなので、
狙って採集しに行くのは難しいです。(山の方に住んでる人いいなぁ...)
ちなみに新女王は巣を掘らずに、クロヤマアリの初期巣を乗っ取るので、
結婚飛行が終わった日以降の採集はかなり難しくなりますので気を付けてください。
飼育方法
アカヤマアリは、クロヤマアリの仲間の初期巣に侵入し、
そこの女王やワーカーを殺し、蛹だけ残してそれを羽化させるという
特殊な方法で社会寄生を行います。
クサアリなどの方法で行うと失敗しますので、気を付けてください。
まず、アカヤマアリの新女王に、クロヤマアリの巣から採集した蛹を与えます。
こうすると、アカヤマアリの新女王は大事に育てます。
このときに新女王に餌を与えたほうがいいでしょう。
また、経験上、蛹から羽化するのは半数もいませんので、数は多くないほうがいいです。
次に、すべて羽化したらまたクロヤマの蛹を足してください。
そうしないとどんどん働きアリが減っていきます。
おすすめは20個ほどの繭を与えることです。
働きアリ数匹で管理ができるのはこれくらいなので。
そして、時間が立つとアカヤマアリが卵を生み始めます。
この数で生むのは2〜3個ほどと少ないので、一年目はその少しの卵が
成虫になったくらいで終わります。
2年目に突入すると、たくさんの卵を生み始めます。
今、私のコロニーは2年目ですが、急にたくさんの卵を生み始めて驚きました。
春先はタンパク質が大切なので、たくさんの肉餌を上げたほうがいいでしょう。
そうするともっとたくさん生んでくれます。
アカヤマアリの長期飼育で大切なのは、途中でクロヤマアリの蛹や幼虫を
与えることです。
アカヤマアリの数をクロヤマアリの数を上回らないようにどんどん
クロヤマアリの蛹を補充しましょう。
そうするとコロニーはよく成長します。
また、寒冷地のアリなので、暑さには弱いです。
暑さにも気をつければ長期飼育ができます。
終わりに
アカヤマアリの飼育をしている人はあまりいませんが、
魅力的なアリの一種です。
しかも、山のアリを自宅で観察できるなんて良くないですか?
みなさんもぜひアカヤマアリを飼育してみてください。
写真を引用するときはコメントで私から許可を取ってからにしてください。

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