『トランスジェンダー差別から考える社会課題~アート作品を見ながら語り合う~』:SJFアドボカシーカフェ第93回

投稿:ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)  
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 trunkは、トランスジェンダーの人々を取り巻く差別を出発点に、ないことにされがちな立場の声を共有し、発信することで、日本の差別的な法制度を変えていく土壌を作ることを目的としたアートプロジェクトを行ってきました。

 近年SNSを中心にトランスジェンダーの人に関する差別的な発信や、恐怖を煽る悪質なデマが後を絶ちません。法制度が変わらない要因には、変えたくない政治的な圧力ももちろん大きいですが、SNSの情報をあまりよく考えずに受け取り広げていたり、自分とは関係ない別の話だと思っていたりする人の多さも背景にあると感じます。無関心でありながら攻撃的なその空気は、当事者を疲弊させます。

 差別や抑圧の形は、驚くほどよく似ています。トランス、LGBTQへの差別や女性差別、人種差別、障害に対する差別。それらは独立しておらず、複雑に絡み合っています。個人が抱える複雑な状況や気持ちを無理に簡略化せず、そのまま作品として提示し、集まれる展覧会をつくります。今回のアドボカシーカフェでも、これまでの作品を見ながらみんなで話をする場をつくりますので、ぜひご参加ください。

 

●出演

中島伽耶子さん(京都府出身。trunkに所属。2020年東京藝術大学美術研究科博士後期課程修了。物事を隔てる壁や境界線をモチーフにしながら、人との分かり合えなさをテーマに作品を制作している)

 

岩瀬海さん(三重県出身。2021年から結成したtrunkに所属。秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科を修了後、現代美術作家として秋田を拠点に活動する。作品は主にジェンダーや暴力をテーマに彫刻作品の制作を行っている。蟹座)

 

美馬摩耶さん(京都生まれ、インド・ポンディシェリ育ち。2025年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻染織修了。テキスタイルを中心に、植物染料や刺繍、古布を用いて、アイデンティティや居場所、コミュニティをテーマに制作している。京都を拠点に活動中)

 

山もといとみさん(福岡県出身。移動、記憶、風景をキーワードに制作する。近年はフェミニズムの視座から空間・場所を考えることに関心があり、2021年にグループ展・コレクティブ「ケルベロス・セオリー」を始める)

 

櫻井莉菜さん(栃木県出身。trunkに所属。2023年秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了。インターセクショナルフェミニズムをベースにアートマネージャーとして活動をしながら芸術大学で助手をしている)

 

 

●日時: 2025年8月30日(土) 13:30~16:00  

○受付時間13:15~

●会場: オンライン開催 

○オンライン会議システム・Zoomを使用します。参加方法の詳細は、お申込みくださった方に前日までにメールいたします。

グループ対話セッションや、ゲストとの対話も行う予定です。見聞きだけの参加も可能ですが、この対話の場を一緒につくれるよう、お声を出していただけましたら幸いです。ご登壇者以外の参加者さまのお顔は写らないよう初めはこちらで設定いたしますが、ご発言の際は自主的にお顔を写していただけます。


参加費:  無料 

 

 

お申込みフォーム:   https://socialjustice.jp/20250830.html  

○事前のお申し込みが必要です。

○先着50名様。締め切りは8月28日(定員に達し次第締め切ります)。

 

イベントホームページ: https://socialjustice.jp/p/20250830/

 

 

●主催・問合わせ先: NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)

   メール: info「あ」socialjustice.jp ※送信の際は「あ」を@に変更ください。

   ホームページ: https://www.socialjustice.jp/

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