現場メンバーが試した電力データと生産量の統合|製造業IoT・データ活用事例の進め方と結果
一度は思うように使われなかった「電力データと生産量の統合」を、生産技術センターで見直しました。担当の森俊介です。止まった理由を隠さず整理したことが、再スタートのきっかけになりました。
取り組みの背景と進め方
取り組み前は、データは取得できていましたが、画面を見る人が限られ、改善行動に結び付いていませんでした。そこで、直近の作業から91件を選び、作業時間、待ち時間、差し戻し、例外対応を記録しました。平均だけを見ると原因が隠れるため、特に時間が長かった例と、担当者が判断に迷った例を一件ずつ確認しました。
実施したのは、利用者が毎日判断したい問いを先に決め、その答えに必要なデータだけを最小構成で表示しました。現場を止めないよう対象を限定し、毎週一度、利用者と管理者で結果を確認しました。質問が多かった部分は短い手順書に直し、正常時だけでなく、作業を止める条件と手作業へ戻す条件も決めました。
分かった効果と残った課題
主な結果は「集計・確認時間を46%短縮」です。確認漏れややり直しも導入前より15%減りました。一方で、繁忙日や経験の浅い担当者では効果が小さい場面もありました。数字が良くても別の工程へ負担を移しては意味がないため、品質、安全、使いやすさも一緒に確認しています。
残る課題は、グラフが増えすぎると確認されないため、利用頻度の低い指標を四半期ごとに整理しています。次の確認では、担当者が交代しても同じ手順で続けられるか、例外対応に何分かかるかを測ります。ほかの工場へ広げる場合は、設備や人数の違いを先に整理し、そのままコピーできる部分と、変更が必要な部分を分ける予定です。
今回の学びは、便利な道具を入れるだけでは改善にならないことです。誰が判断し、困ったときに誰へ聞き、どの数字で効果を確かめるかまで決める必要があります。採用しなかった案とその理由も残すと、次の担当者が同じ検討を繰り返さずに済みます。
今回の確認ポイント
- 現場の入力や確認を増やしすぎない
- 成功例と失敗例を同じ様式で記録する
- 週ごとに変更点を一つずつ試す
皆さんに聞きたいこと
皆さんはダッシュボードが実際に使われているかを何で判断していますか。閲覧回数以外の定着指標や、不要なグラフの整理方法を教えてください。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。

コメント
西日本工場でIoTセンサーと設備データの可視化を担当している山本誠です。「電力データと生産量の統合」で集計・確認時間を46%短縮という結果は、とても参考になりました。欠損や時刻ずれを検知した場合、集計から除外する基準をどのように決めていますか。 条件が違う工場でも比べやすいように、確認した数字があれば教えてください。
※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。
山本誠さんの質問に関連して、横から失礼します。西日本工場の松本和也です。データ欠損をゼロ扱いして誤った判断をした経験があります。欠損は色を変えて未確定表示にしました。 「電力データと生産量の統合」でも、通常時と例外時を分けて比べると、数字の理由が現場へ伝わりやすくなると思います。
※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。
山本誠さん、質問ありがとうございます。連続三点以上の欠損と時刻差五分超を未確定扱いにし、自動集計から除外しています。 今回の結果はまだ生産技術センターの限られた範囲なので、「電力データと生産量の統合」を別の班でも試し、同じ結果になるかを確認します。追加結果がまとまったら、この投稿へ追記します。
※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。