【西日本シティ銀行】行員が支店内を撮影してSNSに投稿、お客様の名前が写り込みXで拡散(その後、私物スマホの持ち込みを全面禁止)
Security Note
2026/9/30
2026/9/30
公表:2026年4月30日(再発防止策の公表 6月23日)
3行でわかるポイント
- 銀行員が支店の中をスマホで撮影し、写真SNS「BeReal」に投稿。その映像がX(旧Twitter)で広く拡散しました。
- 映像のホワイトボードにお客様の名前が書かれていて、最終的に顧客8人と法人19社の情報が外から見える状態になりました。
- 「友達だけ」「24時間で消える」投稿でも、誰かが保存すれば世界中に広がります。職場の中は撮らない・載せないが基本です。
何が起きたか
西日本シティ銀行は、行員が下関支店(山口県下関市)の事務室の中で撮った動画や画像を写真SNS「BeReal.(ビーリアル)」に投稿し、それがXで拡散したと発表し、謝罪しました。
映像には、お客様の名前や営業の目標が書かれたホワイトボード、机の上の書類、パソコンの画面などが写っていました。BeRealの投稿は友達向けに24時間だけ表示される仕組みですが、見た人が保存して別のSNSに転載したとみられます。
漏れた情報
- 最初の発表(4月30日):ホワイトボードに書かれていたお客様7人の名前
- 日本経済新聞の6月23日の報道:撮影は2025年1月から10月にかけて行われ、顧客8人と法人19社の情報が外から見える状態になっていた
原因
外部からの攻撃ではなく、行員が職場で私物のスマホを使って撮影し、SNSに投稿したことが原因です。銀行はこれまでもお客様の情報の扱いやSNSの使い方について研修をしていましたが、防げませんでした。当時、私物スマホの持ち込みは「原則禁止」でしたが、支店長や許可を受けた行員は例外として認められていました。
銀行の対応
- 対象のお客様に個別に謝罪と説明
- 5月11日から、お客様の情報を扱う場所への私物スマホの持ち込みを例外なく禁止
- 6月23日に再発防止策を公表:経営陣を含む全行員へのSNS研修、ルールが守られているかの点検の強化、仕事用スマホに見分けるためのシールを貼る、相談窓口にSNSの項目を明記するなど。頭取ら役員3人が報酬の一部を自主的に返納
私たちが学べること
- 「友達だけに公開」「すぐ消える」SNSでも、見た人が画面を保存すれば拡散します。公開範囲に関係なく、職場の中は撮らない・投稿しないようにしましょう。
- 写真の背景には、ホワイトボード、書類、パソコンの画面など、思わぬ情報が写り込みます。投稿する前に、写っているものを確認する習慣をつけましょう。
- 研修をしていても事故は起きます。会社では「スマホを持ち込まない場所を決める」など、うっかりが起きにくいルールを作ることが大切です。
- ルールに例外が多いと守られにくくなります。大事な情報を扱う場所では、例外なく同じルールにする方が守られやすくなります。
経過
- 2025年1月〜10月:支店の事務室の中で動画や画像が撮影される
- 2026年4月29日ごろ:Xで動画が拡散
- 2026年4月30日:銀行が行員の投稿と認めて謝罪
- 2026年5月11日:お客様の情報を扱う場所への私物スマホの持ち込みを全面禁止
- 2026年6月23日:再発防止策と役員報酬の自主返納を公表
出典
- 日本経済新聞:西日本シティ銀行、支店内撮影のSNS投稿拡散 顧客氏名も映る/西日本シティ銀行、スマホ持ち込み禁止に/西日本シティ銀行、村上頭取ら役員報酬返納
- ITmedia NEWS:銀行員が支店内でBeReal投稿した映像、Xで拡散 西日本シティ銀が謝罪
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