【WASABI SWITCH】ネットショップ店舗向けシステムに不正アクセスが相次ぎ、注文情報が流出、購入者に「返金」を装う詐欺メールも(第六報)

Security Note
2026/10/19
2026/10/21

公表:2026年10月15日(不審メールの注意喚起)、10月16日(第一報・第二報)/続報:10月17日(第三報)、10月18日(第四報・第五報)、10月20日(第六報:登録情報の暗号化対応が完了)

3行でわかるポイント

  1. ネットショップの店舗が使うシステム「WASABI SWITCH」が10月14日に不正アクセスを受け、利用店舗の注文情報などが外部に流出しました。購入者には、実際の注文内容を書いて「返金手続き」を装い、LINEへ誘導する詐欺メールが届いています。
  2. その後も別の経路で不正アクセスが続き、流出した管理者パスワードで店舗の管理画面に入られ、10月17日の注文データやメールアカウントの情報が抜き取られました。店舗の正規のメールアドレスから不審なメールも送られています。
  3. 同社は全アカウントの停止・パスワードの強制変更・2段階認証の導入、取引情報の一時削除などを進めています。流出の範囲は調査中です。

何が起きたか

運営会社によると、10月15日に利用店舗から「購入者に不審なメールが届いている」と連絡があり、調べたところ10月14日にシステムへの不正アクセスがあったことが分かりました。侵入経路を遮断し、設置されていた不正なプログラムを削除しました。10月16日午前4時ごろには別の原因による不正アクセスも確認しています。

10月17日の第三報では、さらに別の経路の不正アクセスを報告しました。攻撃者は流出した管理者パスワードで一部の店舗の管理画面にログインし、管理画面の機能を悪用して不正なプログラムを設置していました(10月16日午前3時ごろ、10月17日13時25分ごろ〜15時7分ごろ)。これにより10月17日の注文データの一部と、店舗が登録していたメールアカウントの情報が抜き取られ、店舗の正規のアドレスから不審なメールが送られました。10月18日の第五報で、テンプレート機能で使えるPHP(プログラム言語)の機能が悪用されていたことが分かったとしています。

漏れた情報

流出した情報

利用店舗の注文情報など(10月14日の不正アクセス)、10月17日の注文データの一部、店舗が登録したメールアカウントの情報

範囲

調査中(外部のセキュリティ専門会社が分析中)

悪用

実際の注文内容を書いた「返金手続き」を装う詐欺メール(LINEへ誘導)、店舗の正規アドレスからの不審メール

影響/原因

同社は10月16日18時に全アカウントをいったん止め、パスワード変更を依頼しました。フューチャーショップ、SpeedPAK、Luxclusifとの連携も止めています。10月18日には、保管していた受注・買取・顧客の情報をいったん削除し(削除前に保存し、後で店舗に戻す)、モールの認証情報やメールアカウント情報などの暗号化、全アカウントのパスワード強制変更と2段階認証の設定、テンプレートでのPHP利用停止を行いました。

【続報 10月20日(第六報)】登録されている認証情報の暗号化が完了

WASABI SWITCHは10月20日14時02分、第六報を出しました。第四報で案内していた、システムに登録されている情報の暗号化が10月20日5時ごろに完了したとしています。対象は、会社設定・モール設定・メールのアカウント設定の認証情報と、外部連携の「出力先」情報です。パスワードなど店舗ごとの認証情報はデータベース上で暗号化して保管し、鍵も店舗ごとに管理しているため、ある店舗の鍵が知られても他の店舗には影響しない仕組みだと説明しています。

暗号化の完了を受けて、店舗は変更後のメールアカウントのパスワードや外部連携のFTPパスワードを登録できるようになりました。eBay・Amazon・Walmart との連携は、APIトークンの再発行が終わるまで10月20日19時ごろから止まっており、在庫連携も行われないため、店舗は各モールの管理画面で在庫数を調整するよう求められています。Shopee・LAZADA・Qoo10・メルカリShops などのモールや、ヤマト運輸・ゆうパックなどの配送業者も、連携は続くものの、漏えいの可能性を考えて認証情報を必ず変更するよう呼びかけています(Shopee は3日以内、LAZADA は24時間以内に変更しないと連携が止まります)。流出範囲についての新しい発表はありません。

利用者が今すべきこと

  1. この仕組みを使うネットショップで買い物をした人は、注文内容が正しく書かれていても「返金」「キャンセル」を理由にLINEへ誘導するメールには応じないでください。購入したショップの公式サイトや購入履歴で確かめましょう。
  2. 利用店舗は、運営会社の案内どおりメールアカウントのパスワード(SMTP・POP)を変更し、送信履歴や自動転送の設定に身に覚えのない変更がないか確認してください。

私たちが学べること

多くのショップの裏側で使われる管理システムが攻撃されると、購入者は「実際に買ったお店」から本物そっくりの詐欺メールを受け取ることになります。お金の話はメールのリンクやLINEではなく、自分でショップのサイトを開いて確かめるのが基本です。

経過

10月14日

システムに不正アクセス、注文情報などが流出

10月15日

店舗から不審メールの連絡、注意喚起

10月16日

午前4時ごろ別の不正アクセス。第一報、全アカウントの一時非稼働(第二報)

10月17日

第三報。流出した管理者パスワードによる不正ログインで注文データ・メールアカウントが抜き取られる

10月18日

第四報(取引情報の一時削除)、第五報(パスワード強制変更・2段階認証、PHP利用停止)

10月20日

第六報。登録情報の暗号化が完了(5時ごろ)、店舗にパスワードの再登録と各モールの認証情報の変更を依頼

出典

  1. 「【重要・第一報】WASABI SWITCHへの不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとご報告」(2026年10月16日)
  2. 「【重要・第二報】WASABI SWITCH全アカウントの一時非稼働とパスワード変更のお願い」(2026年10月16日)
  3. 「【緊急・第三報】メールアカウントのパスワード変更のお願い」(2026年10月17日)
  4. 「【重要・第四報】取引情報データの一時削除とセキュリティ対策強化について」(2026年10月18日)
  5. 「【重要・第五報】パスワードの強制変更・2段階認証の設定と、コンテンツテンプレートの仕様変更について」(2026年10月18日)
  6. セキュリティ対策Lab(10月16日)
  7. WASABI SWITCH「【重要・第六報】登録情報の暗号化対応完了のお知らせ」(2026年10月20日)


※この記事は公開情報をもとにAIが要約しています。誤りや続報があれば、下の「コメント」またはサイト下部の「問合せ」からお知らせください。


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