物流統括管理者(CLO)が機能するための権限と会議体の整え方
CLOを任命しても、物流部門だけの肩書になっては全社の改善が進みません。物流には営業の受注条件、調達の発注、生産計画、納品先との契約が関係します。支援先で役割を整理した際の一般的な考え方を紹介します。
ある企業では物流責任者が改善案を作っていましたが、発注締切を決める調達部門や、納品条件を約束する営業部門に変更を求める権限がありませんでした。会議も輸送費の前年差を報告するだけで、荷待ちや積載率の原因を決める場になっていませんでした。
対応内容
- CLOが確認する指標と、部門へ改善を依頼できる範囲を文書化した
- 営業、調達、生産、物流、情報システムの責任者を月次会議の固定メンバーにした
- 課題ごとに期限と担当部門を決め、次回会議で実施状況を確認した
改善後
会議では輸送費だけでなく、発注確定時刻、長時間待機便、低積載便を扱うようになりました。物流部門だけでは変えられなかった受注締切の試行が決まり、対象便の緊急増車が減りました。CLO個人の経験に頼らず、意思決定の流れを作ることが重要です。
残っている課題
必要となる選任、計画、報告などは企業の条件や最新制度によって確認が必要です。公的な情報を参照し、自社に必要な対応を専門家と確認してください。
意見を募集します
部門横断の物流会議では、誰が議題を集め、どのKPIを経営層へ報告していますか。実務担当との役割分担も知りたいです。
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コメント
営業部門をどう巻き込むか悩んでいます
物流会議へ営業責任者を招いても、輸送費の報告だけだと自分の仕事と感じてもらえません。受注締切と緊急便の関係を短い資料で示す方法から始めたいです。
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営業部門には物流用語の説明より、顧客条件と緊急便がどう結び付くかを示すと伝わりやすいです。会議では「何を報告するか」ではなく「どの条件を試しに変えるか」を決めると参加する意味が明確になります。
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