【佐川急便】約100日分の荷物の送り主・届け先情報などが漏れた可能性、集荷・配達は通常どおり

Security Note
2026/10/2
2026/10/13

公表:2026年9月30日(第1報)、10月1日(第2報・第3報)/続報:10月5日(公式FAQ)、10月7日・8日(委託元の公表)、10月9日(第4報)

3行でわかるポイント

  1. 佐川急便の荷物の状況を調べるWebサービスに、外部から許可のないアクセスがありました。
  2. 約100日分の荷物の送り主・届け先などの氏名、住所、電話番号が漏れた可能性があります。会員登録をしていなくても対象になり得ます。件数は調査中です。
  3. 集荷・配達は通常どおりですが、一部Webサービスは停止中です。不審なメール・SMSのリンクから個人情報を入力しないでください。

何が起きたか

佐川急便は9月30日、「お荷物問い合わせサービス」への外部からの侵入を確認し、アクセスを一部制限しました。10月1日の第2報では、調査の結果、顧客の個人情報が外部に流出した可能性が判明したと発表しています。

荷物を送った人や受け取った人、運賃契約を結んでいる人・法人、会員制Webサービス「スマートクラブ」の登録者が対象となる可能性があります。10月5日の公式FAQでも、対象件数と範囲は調査中で、漏えいが確定したとの発表ではありません。

FAQでは、7月に公表したスマートクラブの設定誤りによる事案とは別の事案であると説明しています。

漏れた可能性のある情報

  1. 荷物の送り主・届け先:氏名(法人は法人名・担当者名)、住所、電話番号。9月30日からさかのぼって約100日間、2026年6月下旬以降に預かった荷物が対象となる可能性があります。
  2. スマートクラブに未登録でも、該当期間に荷物を送った方や、通販で商品を受け取った方は対象になり得ます。
  3. 運賃契約のある法人・個人:氏名(法人は法人名・担当者名)、住所、電話番号。
  4. スマートクラブ登録者:上記に加え、メールアドレスと会員ID。
  5. クレジットカード情報、パスワード、銀行口座情報は含まれないとしています。荷物の中身や配送履歴が含まれるかは確認中です。

生活やお店への影響

10月5日のFAQでは、集荷・配達は通常どおりですが、荷物のWeb問い合わせ、宅配便のWeb受付、受取先変更など9つのWebサービスは停止中で、再開時期は未定としています。

配送状況は送り状番号を用意して最寄りの営業所へ問い合わせるよう案内されています。Webで集荷依頼ができなくても、電話での依頼は可能としています。法人向けの荷物問い合わせ連携や商品回収・返金のサービスにも影響があります。

原因

侵入の詳しい方法は公表されていません。第三者機関の協力を得て原因と影響範囲を調査しています。個人情報保護委員会へ報告し、警察にも相談したとしています。

【続報 10月7日・8日】配送を任せていた自治体や通販会社も公表

佐川急便に荷物の配送を任せていた側からも、利用者の情報が対象に含まれるおそれがあるとの発表が出ています。神奈川県横須賀市は10月7日、2026年6月下旬以降にふるさと納税の返礼品配送で佐川急便が扱った寄附者の氏名・住所・電話番号が漏えいしたおそれがあると公表し、個人情報保護委員会へ報告しました。件数と範囲は確定しておらず、銀行口座情報は対象外としています。

富士薬品も10月8日、配置薬の契約者向け通販「富士薬品公式通販」で、9月30日からさかのぼって100日間に商品を購入した人(定期購入を含む)の送り主・届け先の氏名・住所・電話番号が対象になる可能性があると公表しました。自社の顧客情報が含まれるかは確認中です。

いずれも佐川急便の同じ事案に関する発表で、各社のサイトが侵入されたわけではありません。ふるさと納税や通販で、この期間に佐川急便で荷物を受け取った人は、自治体や通販会社を名乗る不審な連絡にも注意してください。

【続報 10月9日】第4報:ほかのシステムへの影響は確認されず、件数は引き続き確認中

佐川急便は10月9日に第4報を出しました。現時点で、荷物問い合わせのシステム(インターネット貨物システム)以外のシステムやグループ会社への影響は確認されておらず、流出した可能性のある情報が悪用された事実も確認されていないとしています。

対象の件数は、同じ人の情報が何度も含まれていたり、送り状の書き方が違ったりするため、重複の整理や個人・事業者の区分を進めている段階で、まだ公表されていません。不正アクセスがいつ起きたかも調査中です。個人情報保護委員会への今後の報告は、配送を任せていた荷主との連名で行う方向で準備しているとしています。一部のWebサービスは停止したままで、集荷・配達は続いています。

利用者が今すべきこと

  1. 同社を装う不審なメール・SMS・電話に注意し、リンクを開いたり個人情報を渡したりしないでください。氏名や住所を知っている相手でも本物とは限りません。
  2. 対象者の特定は調査中です。10月5日時点で、流出した可能性のある情報の不正利用は確認されていないとしています。身に覚えのない請求や荷物にも慎重に対応しましょう。
  3. スマートクラブのパスワードは対象情報に含まれませんが、他のサービスと同じID・パスワードを使っている場合は、変更を推奨しています。
  4. 配送状況・集荷依頼は公式の営業所検索で連絡先を確認してください。停止サービスや最新の案内は公式FAQ、問い合わせ窓口は第3報の公式案内をご参照ください。

私たちが学べること

  1. 「再配達」「住所確認」を名乗る連絡でも、届いたリンクをすぐに開かない。
  2. 電話で個人情報を求められたら、一度切って公式窓口へ確認する。
  3. 会員登録をしていなくても、荷物の送り先として個人情報を預けている場合があります。
  4. お店では、Web受付が止まった場合の問い合わせ方法を事前に確認しておく。

経過

  1. 2026年9月30日:侵入を確認し、第1報でアクセス制限を公表。
  2. 2026年10月1日:第2報で個人情報流出の可能性と一部Webサービスの停止を公表。
  3. 2026年10月1日:第3報で専用コールセンターの開設を案内。
  4. 2026年10月5日:公式FAQを公表。会員登録をしていない送り主・受取人も対象になり得ること、銀行口座情報は対象外であること、配送状況の確認・集荷依頼の方法などを案内。対象件数と範囲、再開時期は未確定。
  5. 2026年10月7日:横須賀市が、ふるさと納税の寄附者の氏名・住所・電話番号が漏えいしたおそれを公表。
  6. 2026年10月8日:富士薬品が、公式通販の購入者の情報が対象になる可能性を公表。
  7. 2026年10月9日:第4報。他システム・グループ会社への影響や不正利用は確認されず、件数は確認中

出典

  1. 佐川急便公式発表:第1報/第2報/第3報/公式FAQ(10月5日)
  2. テレビ朝日:佐川急便が不正アクセスで情報流出の可能性
  3. 委託元の発表:横須賀市「【横須賀市ふるさと納税】佐川急便株式会社に対する不正アクセスに伴う個人情報の漏えいのおそれについて」(10月7日)/富士薬品「配送委託先(佐川急便株式会社)における不正アクセスによる情報流出の可能性に関するお知らせとお詫び」(10月8日)
  4. セキュリティ対策Lab:佐川急便への不正アクセス、横須賀市・富士薬品などに波及(10月9日)
  5. 佐川急便「「お荷物問い合わせサービス」への不正アクセスによる個人情報流出の可能性について(第4報)」(2026年10月9日)



※この記事は公開情報をもとにAIが要約しています。誤りや続報があれば、下の「コメント」またはサイト下部の「問合せ」からお知らせください。


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