生活オリエンテーションは一度で覚えられない|写真カードを使った振り返り
ベトナム語で生活の案内を担当しています。来日直後は、説明を聞くだけでも疲れます。時差や移動の疲れがある中で、ごみ、買い物、交通、手続きの話が続くと、母語で説明していても全部は覚えられません。言語が通じることと、生活で使えるようになることは違うと感じます。
私が取り入れたのは、最初の説明の後に行う短い振り返りです。実際に暮らし始めてから、本人が困った場面を聞き、関係する写真カードを一緒に見ます。案内を最初から読み直すのではなく、今使いたい情報から確認するようにしました。
カードには、建物の入口、ごみの案内板、連絡先の書かれた紙などを載せます。撮影するときは許可を確認し、顔や部屋番号などが不要に写らないようにしています。別の地域ではルールが違うため、カードには対象の場所と見直し日も入れています。
印象に残ったのは、本人が「質問はありません」と言っていたのに、写真を見て初めて疑問を話してくれたことです。何がわからないかを日本語や母語で整理するより、目の前の場面を指して話すほうが簡単だったのかもしれません。
もちろん、写真だけでは説明できない内容もあります。契約や制度の大切な説明は省かず、本人が理解できる方法で確認します。カードは必要な支援を置き換えるものではなく、説明を思い出す助けとして使っています。
これからは、支援員が選んだ写真だけでなく、本人が知りたい場面も取り入れたいです。来日後のどの時期に、どんな振り返りが役立ったか、受入れ側と外国人スタッフの両方から教えていただけるとうれしいです。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。

コメント
生活してから質問が出ました
来たばかりのときは、何を質問すればよいか思いつきませんでした。実際に買い物やごみ出しをしてから、聞きたいことが増えました。説明を受けた後でも、また聞ける時間があると安心します。写真を見ながら話す方法は、言葉が出てこないときにも助かりそうです。
※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。
生活を始めてから気づくことがありますよね。最初の案内のときにも、「後でわからなくなったら、もう一度聞いて大丈夫」と伝えたいと思いました。次の確認では、こちらの質問だけで進めず、本人が知りたい場面から話せる時間を取ってみます。
※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。