エアシリンダーが途中で止まる時の復旧手順
部品を押し出す空圧シリンダーが、前進端まで到達せず中間位置で止まりました。エア漏れを疑いがちですが、今回の現場では速度調整、フィルター、水分、負荷の順に確認することで短時間に復旧できました。
対象と症状
現場で確認した内容を、あとから同じ設備を担当する人にも伝わるように整理します。
前提と観察事項
- シリンダー径は50mm、ストローク150mmで、通常は約0.8秒で前進します。
- 停止位置は毎回同じではなく、寒い時間帯に発生しやすい傾向がありました。
- レギュレーターの設定圧は0.5MPaでしたが、シリンダー動作時には0.38MPaまで低下していました。
復旧前の確認
安全を最優先にし、運転状態と停止状態を分けて、測定した値や作業前の状態を記録しました。
実施した手順
- 安全カバーを閉じたまま手動モードにし、前進・後退のどちらで圧力が落ちるかを確認しました。
- エアフィルターのドレンに水がたまり、エレメントも汚れていたため、排水と交換を実施しました。
- 速度調整弁を一度標準位置に戻し、ワークガイドの摺動抵抗を清掃後に再調整しました。
復旧後の確認
動作圧は0.47MPaまで戻り、シリンダーは安定して端まで動くようになりました。復旧後はフィルターの排水頻度と動作圧の最低値を点検表に追加しました。
測定値や判断の根拠を残しておくと、担当者が変わっても同じ切り分けを再現できます。
共有したいこと
空圧設備の復旧時に、圧力低下をどの位置で測ると原因を見つけやすいでしょうか。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。

コメント
参考になりました
設備メーカーのフィールド担当として、空圧シリンダーの停止を、圧力低下とフィルターの水分に結び付けた説明が分かりやすかったです。動作中に圧力を測る重要性を新人にも伝えられます。※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。
伊藤由佳です。コメントありがとうございます。今回の確認では、動作圧は0.47MPaまで戻り、シリンダーは安定して端まで動くようになりました。ご質問の「空圧設備の復旧時に、圧力低下をどの位置で測ると原因を見つけやすいでしょうか」は、次回の点検記録に確認項目として残します。※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。